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UAE皇太子が三星電子事業所を訪問、李在鎔副会長が5G機器など案内

UAE皇太子が三星電子事業所を訪問、李在鎔副会長が5G機器など案内

Posted February. 27, 2019 07:48,   

Updated February. 27, 2019 07:48

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三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長は26日、京畿道華城市(キョンギド・ファソンシ)にある三星電子の事業所を訪れたアブダビのモハメド・ビン・ザイドアル・ナヒヤーン皇太子兼アラブ首長国連邦(UAE)統合軍部総司令官に、三星電子の第5世代(5G)機器や半導体事業の現場を直接紹介した。二人は今月11日もアブダビで会って、5G事業分野の協力について議論したことがある。

李副会長は同日、モハメド皇太子に、ビッグデータと人工知能(AI)、センサー技術、次世代通信などの先端技術を組み合わせて、スマートファクトリーとして構築した半導体製造工程を案内した。世界で初めて商用化した5G通信機器を通じて、早いスピードと安定性などの特長を直接実演して見せた。モハメド皇太子が着用したバーチャルリアリティ(VR)機器には、ドローンが撮影した華城事業所の360度のパノラマビューが、5G通信機器を通じて超高画質でストリーミングされた。複数の超高画質映像を8K・QLEDテレビに切れることなく同時ストリーミングする通信技術も実演された。

財界の関係者は、「中東諸国は5G通信のセキュリティに非常に敏感だが、李副会長が直接、三星電子の5G技術力を強調したことで、中東市場の先取りに乗り出したとみられる」と説明した。三星電子は、今回のイベントを通じてネットワーク機器と端末、チップセットなど、5G関連のすべての分野で世界的競争力を保有している唯一企業であることを強調したという。

モハメド皇太子は芳名録に、「よりよい生活のために、ここで行われている技術革新と最新技術に深い印象を受けた」とし、「UAEは新しい技術を導入することに大きな関心があり、社会に貢献する企業を支援する」と書いた。三星電子は、モハメド皇太子に記念フレーズが刻まれた12インチの半導体ウェハーをプレゼントした。

UAEは、2020年の「ドバイ万博」を控え、中東・アフリカ地域では初めての5Gモバイル通信サービスの全面的商用化のために、5G分野に大々的な投資をする予定だ。アブダビに180億ドル(約20兆ウォン)規模のスマートシティ「マスダールシティ(Masdar City)」も建設している。

一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日、大統領府の常春齋(サンチュンジェ)でモハメド皇太子と非公開の晩餐を行った。昨年から始まった常春齋の補修工事が終わった後初めて迎える外賓だ。

二人はさらに27日午前、大統領府で首脳会談を行い、公式昼食会を一緒にする。UAE特任外交特別補佐官を務めている任鍾晳(イム・ジョンソク)前大統領秘書室長をはじめ、李副会長、崔泰源(チェ・テウォン)SK会長などの企業家も大勢出席する予定だ。首脳会談と昼食会を通じて、大統領府はUAEとの「特別戦略的パートナー関係」をさらに強固にして、両国の投資、貿易、人的交流の拡大のための実質的方策について議論する計画だ。


金志炫 jhk85@donga.com · 韓相準 alwaysj@donga.com