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現代・起亜自動車、欧州でフォードを抜いた

現代・起亜自動車、欧州でフォードを抜いた

Posted February. 19, 2019 08:28,   

Updated February. 19, 2019 08:28

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現代(ヒョンデ)自動車グループは、欧州完成車市場において先月基準でフォードを抜いて4位に浮上した。スポーツ・ユーティリティ車両(SUV)の人気に力づけられて、上位10位圏のグローバル自動車メーカーの中では販売台数が唯一伸びており、米国に続き、欧州市場でも反発を続けるのか注目を集めている。

18日、欧州自動車工業会(ACEA)によると、現代・起亜(キア)自動車の先月欧州市場での販売台数は8万2667台で、前年比0.5%伸びた。市場シェアは6.7%で0.3%伸び、6.4%にとどまったフォードを上回った。

現代自グループの関係者は、「現代自のコナと起亜自動車のニーロなどのSUVの販売台数が大幅に伸びたことで、競合他社の不振にも拘わらず欧州市場で善戦できた」と説明した。特に起亜自の軽自動車モーニングと新型シードなどを通じて全体販売台数を伸ばすことに成功した。

欧州地域でフォードの販売台数は7万8485台で、昨年1月比6.6%激減し、順位も5位に後退した。首位のフォルクスワーゲングループ(マイナス6.5%)と2位のプジョーシトロエン(PSA)グループ(マイナス1.9%)の販売台数の減少幅も大きかった。トヨタグループなど日本自動車メーカーの販売台数も減少した。

欧州市場全体で見れば、先月自動車の販売台数は122万6446台で、前年比4.6%減少した。欧州地域における自動車販売台数の減少傾向は、昨年8月から5ヶ月間続いている。ハナ金融投資のソン・ソンジェ研究員は、「ディーゼル自動車などの排出ガスを規制する世界標準自動車試験方式(WLTP)制度の欧州地域内での施行が、販売台数の減少に影響を及ぼした」と説明した。

現代・起亜自動車の立場では、欧州だけでなく、米市場全体の萎縮にも拘わらずSUVを中心に反発に転じた点が鼓舞的と言える。現代自のサンタフェやツーソン、起亜自動車のソレントやスポーティジなどのSUVが米市場で強気を見せた。これにより、現代・起亜自動車の先月米国地域での販売台数は7万9396台で、前年比3.3%伸びた。

ただ、米市場では、高率の自動車関税を課すかどうかが現代・起亜自の最大変数になると予想される。韓国貿易協会は、米政府が韓国自動車メーカーに最大で25%の関税を課すと、対米輸出台数は年間約16万台減少すると予想した。


チ・ミング記者 warum@donga.com