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孫正義会長のクーパンビジョンへの投資は「キム・ボムソク氏への信頼を示したもの」

孫正義会長のクーパンビジョンへの投資は「キム・ボムソク氏への信頼を示したもの」

Posted December. 03, 2018 08:45,   

Updated December. 03, 2018 08:45

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「ソフトバンクの孫正義会長の投資は、『ボム(キム・ボムソク・クーパン代表取締役)』への信頼です」

先月30日、ソウル松坡区(ソンパグ)にあるクーパン本社で会ったクーパンのNavid Veiseh首席副社長(45)は、断固とした表情でこのように語った。「今回の追加投資で孫会長が、長期的に経営権を持ち、キム代表は退くのではないかという噂がある」という質問に対してだった。明るい表情でインタビューに臨んでいたVeiseh副社長の表情から、瞬間確信が感じられた。氏は、「(キム代表が退くことは)想像すらできない話だ」と一線を画した。

最近、ソフトバンクとサウジアラビアの国富ファンドが手を組んで作ったビジョンファンドが、20億ドル(約2兆2400億ウォン)をクーパンに投資した。2014年から累積されたクーパンの赤字への懸念が出てきた時点だった。今回の投資でクーパンを巡る危機説は、かなりの部分が消えたという評価が出ている。

Veiseh副社長は、インタビューの中でキム代表を「ボム」と呼んだ。米最大手電子商取引企業アマゾンで16年間働きながらグローバル総括を務めたVeiseh副社長は、2016年1月、クーパンに転職した。マスコミとのインタビューは今回が初めてだ。彼はクーパンの事業全般を統括する社内ナンバー2である。

●「私たちを信じるから実現した投資」

Veiseh副社長は、「Eコマース市場では創設者のビジョンがとても重要だ」と語った。彼はキム代表を「献身的な人」と表現した。Veiseh副社長は、「以前に投資した時からずっとクーパンを見てきており、今まで私たちが導き出した結果を信じるので、新規投資をしたのではないか」と話した。今回の投資は、2015年に孫会長がクーパンに10億ドル(約1兆1200億ウォン)を投資後、3年ぶりに行われたものだ。クーパンは今回の投資誘致のために、別途の事業計画書も作成しなかったという。

彼はクーパンの赤字について「『計画された赤字』という概念で見なければならない」と強調した。また「マーケティングにお金を注いで損をしたなら、失われたお金だと考えるべきだが、私たちは、物流施設などの基盤施設に投資している」とし、「その成果が徐々に現れている」と主張した。

彼は、クーパンの物流買付システムを例に挙げた。クーパンでは現在1000万件に上る商品の買付を「インストックチーム」で担当している。ところが、このチームの人数は10人程度に過ぎない。Veiseh副社長は、「クーパンの人工知能(AI)買付システムがあるからこそ可能である」とし、「このような投資をもとに、最終的に商品の価格を下げることができる」と語った。

●「ロケットフレッシュは来年は済州島でも可能になるだろう」

Veiseh副社長は、来年のクーパンの目標について、「ロケットフレッシュを済州島(チェジュド)を含む全国に拡大するだろう」と語った。今年10月に開始したロケットフレッシュは、夜12時まで生鮮食品を注文すると、その翌日午前7時までに商品を配送するサービス。現在、嶺湖南(ヨンホナム)の一部の地域と済州島には、物流システムが備わっていないため、運営されていない。Veiseh副社長は、「Eコマースの客が最も多く殺到する時間が午後10時から夜12時頃だ」とし、「クーパンの客は、この時間に買い物に迷う必要がないようにすることが私たちの目標だ」と主張した。

Veiseh副社長の韓国生活も、もう来年で4年目となる。彼は、アマゾンからクーパンに転職した理由について、キム代表の情熱とクーパン従業員たちの愛社心のためだと話した。2015年末、クーパンのコンサルティング担当者が自分のメンターであり、彼から推薦を受けてクーパンと縁ができたという。妻が韓国人ということも選択に影響を及ぼしたことが分かった。Veiseh副社長は、「仁川(インチョン)空港からソウルまで所狭しと建物が密集している韓国の風景から、夜明け配送の可能性を読んだ」とし、「急激に成長する韓国のEコマース市場で働くことになったことは後悔しない」と語った。


黃聖皓 hsh0330@donga.com