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米ヘッジファンド「エリオット」、またも現代自動車を圧迫

米ヘッジファンド「エリオット」、またも現代自動車を圧迫

Posted November. 15, 2018 08:05,   

Updated November. 15, 2018 08:05

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米国のヘッジファンド「エリオット」が、現代(ヒョンデ)自動車グループに対して、資本と資産を崩して株価下落による損失を補うように求める趣旨で圧迫に乗り出した。現代自グループの支配構造の再編が延期される可能性が高まると、再び行動に出たのだ。

エリオット系ファンド投資顧問会社であるエリオットアドバイザー香港は13日夜、「現代モービス、現代自、起亜(キア)自の役員らに株主還元政策と企業支配構造改善のコラボレーションを要求する書簡を送った」と報道資料を出した。現代自グループは5月に、支配構造再編作業を中止したことがある。その後エリオットは、9月に現代モービスを分割後、それぞれグロービス、現代自動車と合併するよう要求したのに続き、今回は2度目の圧力に乗り出したのだ。現代自グループは特に公式の立場を表明しなかった。

エリオットはまず、株主還元政策を要求した。エリオットは、「現代自グループは深刻な超過資本の状態だ。現代自は8兆~10兆ウォン、現代モービスは4兆~6兆ウォンにのぼる超過資本を保有している」と明らかにした。少なくとも14兆ウォン規模の資本を動員して、自社株買いなど株価下落による損失補填を要求するという意味だ。

重要ではないすべての資産について戦略的検討も行うべきだと主張した。これはソウル市江南区(カンナムグ)にあるグローバルビジネスセンター(GBC)の敷地売却を意味すると見られる。

もう一つの要求は、現代自動車グループの支配構造再編だ。エリオットは、「既存の再編案が撤回されてから半年が過ぎているのに、企業の構造再編を進展させるための実質的なコミュニケーションを行っていない」と批判した。続いて「現代自グループの各系列会社の取締役会に独立的な社外取締役を追加選任するなど、支配構造の改善と関連してエリオットと他の株主とコラボをすべきだ」と要求した。

自動車業界では、株価下落によって損失を被ったエリオットが急ぎすぎて株主還元などを要求していると見ている。エリオットが現代自動車グループの株主であることを初めて明らかにした4月4日、現代自の株価は1株=15万6500ウォンだった。7ヶ月余りが過ぎた14日の終値は1株=10万1500ウォンで、当時に比べて約35.1%下落した。グローバル経済紙ブルームバーグは最近、「エリオットの持分に変動がないと仮定すれば、約5億ドル(約5683億ウォン)の損失と試算される」と分析した。

現代自は支配構造再編を急がないという方針だ。第3四半期(7~9月)の営業利益が前年同期比76%下落するなど、業績が10年前の水準に後退し、米国の25%の関税課税リスクが解消されなければ、新しい試みに出るのは難しいという判断だ。新しい再編案が来年に持ち越されることもありうるという見方が出ている背景といえる。

KB証券のカン・ソンジン研究員は、「エリオットが先に現代自動車グループの株主を説得することで、今後あるかもしれない(支配構造再編関連)株主総会で有利な位置を先取りしようとするとみられる」と語った。


金玹秀 kimhs@donga.com