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SKTの「画面付きAIスピーカー」、来年第1四半期に発売

SKTの「画面付きAIスピーカー」、来年第1四半期に発売

Posted November. 14, 2018 08:35,   

Updated November. 14, 2018 08:35

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SKテレコムが来年中に、ディスプレイ付きの人工知能(AI)スピーカーを発売する。

アマゾンやグーグルなどの外資系情報技術(IT)企業を中心に「見るAIスピーカー」が我先に発売されている上、音声認識技術を開発する韓国国内IT企業も来年から同様の製品を発売する計画であることが伝えられており、AIスピーカー市場のすそ野がさらに急速に拡大すると予想される。

13日、IT業界によると、SKテレコムは、スピーカーメーカーと協力して、来年第1四半期に7インチサイズのディスプレイ付きAIスピーカーを発売する。

AIスピーカーにディスプレイをつけて発売する理由は、国内市場で「聞くAIスピーカー」が200万台以上も普及しているなど、すそ野が拡大されてすでにおなじみの家電として定着していると同時に、見るAIスピーカーを巡る需要が高まっているからだ。

特に利用者の間では、AIスピーカーから動画やイメージ基盤の「キッズコンテンツ」を見たいという需要が多いのが現状である。また、今後広がるショッピングコンテンツの場合、利用者たちが商品を目で直接確認後、音声で購入する傾向が際立っていることも、AIスピーカーの展望を明るくしている。

ディスプレイ型AIスピーカーは、アマゾン(エコショー)とグーグル(グーグルホームハブ)が先に開発して販売している。フェイスブックも、ディスプレイ型AIスピーカー「チャンネル」を販売している。

国内ではKTが7月にホテルに備え付けのディスプレイ型AIスピーカー(ギガジニーホテル)を発売し、ネイバーも近いうちに個人客向け(B2C)「クローバデスク」を出す予定だ。カカオもB2C向けディスプレイ型AIスピーカーの発売を検討している。

AIスピーカー市場は、アマゾンとグーグルが二分しているといっても過言ではない。市場調査会社ストラテジー・アナリティクス(SA)によると、今年上半期の世界AIスピーカーの出荷台数は、前年同期比238%増の2090万台に達している。このうち、アマゾンが760万台、グーグルは550万台を出荷して、市場全体の62.7%を占めている。

一方、国内IT企業は、開発者や企業などの第3の参加者たちに自社のAI音声認識技術の一部を公開する戦略を取っており、「一言で家電やサービスを制御する時代」を早めようとする雰囲気だ。

KTは昨年6月から、外部に「ソフト開発キット(SDK)」を公開し始めたが、現在は130以上の企業、1700人以上の個人が2000件余りの関連アプリを開発している。ネイバーは昨年12月から、SKテレコムは今年10月からSDKを公開している。カカオは年内公開を目指して準備している。

グーグルはこれに先立ってSDKを公開し、現在は1000社以上の企業で1万件以上のデバイスを制御できるようになっている。これを受け、レノボ、ハーマンなどでも、自社のAI音声認識技術「グーグルアシスタント」が適用されたディスプレイ型AIスピーカーを発売した。


シン・ムギョン記者 yes@donga.com