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現代自、中国水素自動車市場の攻略に乗り出す

現代自、中国水素自動車市場の攻略に乗り出す

Posted October. 30, 2018 07:57,   

Updated October. 30, 2018 07:57

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現代(ヒョンデ)自動車が、韓国と中国の水素産業生態系構築と影響力拡大のため、1億ドル(約1134億ウォン)規模のファンドを作る。

現代自は、中国清華大学北京清華工業開発研究院(清華研究員)と最近、「水素エネルギー戦略コラボレーションを巡る覚書(MOU)」を交わし、「水素エネルギーファンド」を共同で設立することにしたと、29日明らかにした。現代自と清華研究院傘下の専門投資機関イルドキャピタルが共同で投資金を調達し、管理する。計1億ドルを目標に推進される今回のファンドは、アジア、欧州、北米ベンチャーキャピタルなどが投資家として参加する。

今回造成されるファンドの主な投資対象は、韓国や中国などの水素産業関連インフラと水素部門のコア技術を保有しているスタートアップだ。特にスタートアップへの投資は、単なる持分投資を超えて、双方が運営しているスタートアップインキュベータや企業の投資戦略のもと、体系的な支援も提供する。ファンドの投資諮問には、現代自のキム・セフン燃料電池開発室長(常務)と中国新再生エネルギー部門で重要な役割を果たしている「中国電気自動車100人会」のチャン・ユンウェイ事務総長が参加する。

今回のファンド造成で現代自は、韓国と中国の水素関連技術革新技術の開発能力を強化し、水素を基盤にした水素経済社会を育成する役割を果たすという戦略だ。さらに、中国国内の水素エネルギー関連新事業にも進出できるものと見ている。

中国政府は2月、「中国水素エネルギーと燃料電池産業の革新連合」を発足して、水素電気自動車を新成長エンジンとして発展させると宣言した。中国は2030年までに水素電気自動車100万台、水素ステーション1000カ所の普及などを目指している。現代自の関係者は、「今後、中国で水素電気自動車事業を開始すれば、水素産業の中核プレイヤーとしての立場をさらに強化できるだろう」と語った。


裵碩俊 eulius@donga.com