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現代モービス、先端インテリジェントヘッドライト「AADBを世界初開発

現代モービス、先端インテリジェントヘッドライト「AADBを世界初開発

Posted October. 25, 2018 09:26,   

Updated October. 25, 2018 09:26

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現代(ヒョンデ)モービスが、道路の構造と周辺車両を認識してヘッドライトの光を調節する「先端インテリジェントヘッドライト(AADB)」を世界に先駆けて開発した。この技術が商用化すれば、ハイビームや強い光のために他の運転者の視界を妨げて事故につながる事例を減らすことができると期待される。

24日、現代モービスは、運転者支援技術(ADAS)と連携して、ハイビームをオンにした状態でも、いつでも安全に視界を確保できるAADBを開発したと発表した。これまでもこれと同様のインテリジェントヘッドランプ(ADB)があったが、技術水準が相対的に低かった。ADBは、前方や対向車線で走行中の車両のライトを認識して、ハイビームの光を調節し、相手の車のドライバーの眩しさを防ぐ技術として、一部の高級車にのみ適用されてきた。

今回、現代モービスが開発したAADBは、これよりさらに多いデータを収集して光を調節する。前に走行する車両のライトだけでなく、車線情報、後方車との間隔、高速道路と国道の情報、カーブの曲率情報を収集する。その結果、後ろから追い越していく車両、急カーブ区間で走ってくる対向車などを認識して、その部分にはハイビームの光を照らさないようにした。現代モービスは、技術開発に着手してから1年半ぶりに成功したと発表した。

ハイビームは、「まぶしさによる事故」の主な原因と言われてきた。運転中にハイビームを強く当てると、相手の運転者は一時的に前が見えなくなる。ドライバーは、このような現象を韓国では別名「ヌンポン(目に大麻という意味)」と呼ぶ。現代モービスは、AADBに関連する特許を韓国国内で6件、海外で12件出願した。

現代モービスの関係者は、「従来の車両に使われる装置に新しいソフトウェアを加えて技術を実現したため、価格競争力も備えている」とし、「早ければ2020年末頃に商用化する計画だ」と明らかにした。


李恩澤 nabi@donga.com