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現代モービス、3Dゲーム技術で自律走行テスト

現代モービス、3Dゲーム技術で自律走行テスト

Posted September. 17, 2018 09:42,   

Updated September. 17, 2018 09:42

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現代(ヒョンデ)モービスが、インド企業とスクラムを組んで3次元(3D)ゲーム映像を自律走行装置の開発に活用している。

現代モービスは16日、3Dゲーム開発用高画質ソフトウェア(SW)を活用した「模擬自律走行映像技術」の開発に着手したと明らかにした。この技術は、コンピュータゲームの中にさまざまなシナリオの3D仮想環境を設定しておいて、自律走行テストを行うことができるようにする。気象や道路状況から自転車、ベビーカー、動物などに至るまで様々な突発状況まで設定することができる。現代モービスは同技術が、自律走行車カメラの物の認識の精度を大幅に向上させることを期待している。

関連技術の開発のために、現代モービスのインド研究所は最近、現地のSW専門会社「タタエレクシー」と契約を交わした。タタエレクシーは人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、自律走行などの分野で高い技術力を保有する企業だ。これに先立って現代モービスは、2007年に「インドのシリコンバレー」と呼ばれるハイデラバードに研究所を設立した。

現代モービスICT(情報通信技術)の梁勝旭(ヤン・スンウク)研究所長(副社長)は、「模擬自律走行映像技術は来年末までに開発を終える予定だ」とし、「未来車のコア技術の開発のため、AIはじめさまざまな分野で国内外の優秀な専門企業を積極的に活用する計画だ」と明らかにした。

現代モービスは、AIの一分野であるディープラーニング技術を活用した走行映像自動分類技術も、来年上半期(1~6月)の完成を目指して開発を進めている。車両、車線、信号など数多い情報を集めてデータベースを構築する。現代モービスは国別に平均1800万件の映像に自動的に注釈を付ける(ラベリング)技術を開発している。やはりカメラの認識性能を大きく向上させるためだ。


金成圭 sunggyu@donga.com