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「クラウドコンピューティング」でIBMを抜いたアリババ

「クラウドコンピューティング」でIBMを抜いたアリババ

Posted June. 28, 2018 09:10,   

Updated June. 28, 2018 09:10

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中国最大手のオンラインプラットフォームであるアリババグループが、クラウドコンピューティング分野で急成長している。

米経済媒体CNBCは26日、シナジーリサーチグループの調査を引用して、アリババがクラウドコンピューティングの分野でIBMを抜いて市場シェア4位となったと発表した。アマゾンがトップ、マイクロソフト(MS)が2位、グーグルが3位である。CNBCは、「アマゾンがクラウド市場の40%を占めているが、アリババがIBMを抜いたのは驚くべき成果だ」と説明した。

クラウドコンピューティング技術を使用すれば、オンラインサーバーに情報を保存し、必要に応じてダウンロードできる。企業は独自のサーバーを別におく必要がなく、活用度が高まる分野だ。グローバル市場調査機関ガートナーによると、2016年は2092億ドル(約233兆ウォン)だったクラウド市場規模は継続的に増加し、2020年は3833億ドル(約428兆ウォン)に達すると予想される。

アリババは、中国に事業領域を広げようとする外国企業や外国に進出しようとする中国企業を通じてクラウド事業を成長させている。今年第1四半期(1〜3月)の売上高も、前年比2倍も伸びて、6億9900万ドル(約7810億ウォン)を記録した。

しかし、まだ道のりは遠い。規模が膨らむほど成長は遅くなっているからだ。金融投資会社レイモンドジェームズのアナリストたちは、アリババは来年87%成長し、その翌年は、成長率が60%に下がるだろうと予測した。ガートナーは今年発行した報告書で、「グローバル企業が中国企業のサービスを使用するときに、セキュリティと規制遵守を巡る懸念があるとみられる」と明らかにしたことがある。


ファン・ギュラク記者 rocku@donga.com