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現代モービス、世界初「霞のかからないヘッドランプ」を開発

現代モービス、世界初「霞のかからないヘッドランプ」を開発

Posted June. 25, 2018 09:42,   

Updated June. 25, 2018 09:42

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現代(ヒョンデ)モービスが24日、霞のかからないランプを世界で初めて開発したと明らかにした。

ランプの霞は、ランプ内部のプラスチック部品で発生したガスが壁に吸着してぼやけて着色される現象だ。高温でガスが発生するプラスチックの物理的性質のために生じる現象なので、グローバルヘッドランプメーカー各社も解決が困難な問題だ。

現代モービスは、ランプの霧の問題を根本的に解決するために、国内素材メーカーであり、SKケミカルの子会社だイニッツと手を取り合った。ランプは、内部温度が200度まで上がり、内・外部の温度差が激しく、湿気にも強くでなければならない。強い揺れにも部品が揺れないように剛性を確保しなければならないなど、満足させなければならない条件が多い。

現代モービスは、このような難題を解決するために、既存のプラスチック素材にガラス繊維を追加して剛性を確保した。さらに高分子量添加剤を適用して、様々な条件を満たしながらも、ガスが発生しない新素材の開発に成功した。新素材の開発まで約1年6ヶ月間がかかった。新素材の適用でヘッドランプの重量も20%ほど減らした。

差別化した新素材を確保しただけに、海外自動車メーカーの攻略に拍車がかかるだろうと、現代モービスは期待している。現代モービスの金世鎰(キム・セイル)シャシー意匠研究所長(専務)は、「ランプは機能だけでなく、美的な部分の基準も高い部品だ。今後も未来の車に適用される革新的ランプ素材を継続的に披露していきたい」と語った。


金玹秀 kimhs@donga.com