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アップル、モバイル中毒予防機能を披露

Posted June. 06, 2018 07:32,   

Updated June. 06, 2018 07:32

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アップルは4日(現地時間)、米カリフォルニア州サンノゼセコンベンションセンターで毎年恒例の世界開発者会議(WWDC)を開き、アイフォーンやiPadの運営体制(OS)の次世代バージョンである「iOS12」を公開した。

iOS12には、ユーザー、特に子供たちのモバイル中毒問題が深刻だという指摘を受け、これを予防できる機能が追加された。ユーザーが自分で特定アプリケーション(アプリ・応用プログラム)の使用制限時間を設定できる「アプリリミッツ」機能が代表的だ。インスタグラムやフェイスブックなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)の使用時間を一日1時間に設定しておけば、1時間が経過すると、アプリが動作しないという形だ。やむを得ず引き続きアプリを使わなければならない場合は、延長(エクステンド)」ボタンを押して、使用時間を伸ばすことができる。親が子供のスマートフォン使用時間を制限し、アクセス可能なアプリを制御することもできる。

昨年、「アイフォーンX」で披露した「アニ文字」(動く絵文字)は、拡張現実(AR)技術を活用して、ユーザーそっくりのキャラクターにしてくれる「Memoji」機能にアップグレードされた。肌の色や髪型、メガネなど、顔の特徴を生かしたキャラクターにフェイストラッキング技術を使用して、ユーザーの口の形やしわなどをリアルタイムで表わす。

人工知能(AI)の音声秘書「シリ(Siri)」のショートカットキーの役割をする「ショートカット(Shortcuts)」アプリも披露した。いくつかの段階に渡って行われる業務を一度のコマンドだけで実行する機能だ。たとえば、「シリ、私うちに帰る」と言えば、自動的にカーナビをオンにし、ラジオアプリを動作させる。

iOS12は、アイフォーン5S以降のモデルではすべて使うことができる。ただ秋以降ユーザーに配布すると伝えられた。


金志炫 jhk85@donga.com