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自動車まで脅かすトランプの関税爆弾

Posted May. 25, 2018 08:55,   

Updated May. 25, 2018 08:55

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ドナルド・トランプ米大統領が、米国に輸入される自動車に対して最高で25%の高率関税を課す案を検討するよう、米商務部に指示した。米国が韓国に高率の鉄鋼関税を課そうとしていた計画を取り消してからわずか20日後に、韓国の主力品目である自動車をターゲットに保護貿易主義の刃を立てている。

トランプ大統領は23日(現地時間)、声明を通じて「貿易拡大法第232条の規定により、輸入車とトラック、部品などが国家安保に及ぼす影響について判断するよう、ウィルバー・ロス商務長官に指示した」と述べた。米貿易拡大法愛232条は、安保に脅威を与える製品の輸入を制限できるように定めている。最近、米国ではこの法案を利用して輸入鉄鋼に25%、アルミ製品に10%の関税を課すと発表したことがある。米商務部は9ヶ月以内に輸入車が米国の安全保障に及ぼす影響を分析して、トランプ大統領に報告することになる。

自動車は、韓国の対米輸出の中で最も高い割合を占めている。自動車輸出台数全体の約3分の1が米国に向かう。政府は同日、業界と官民合同のタスクフォース(TF)を立ち上げて、米国の動きを分析するなど、対応策作りに乗り出した。


李建赫 gun@donga.com