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「短期利益の食い逃げはもはや通じない」 現代自がエリオットに強気対応

「短期利益の食い逃げはもはや通じない」 現代自がエリオットに強気対応

Posted May. 14, 2018 07:28,   

Updated May. 14, 2018 07:28

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現代(ヒョンデ)自動車グループの支配構造の再編は、いよいよ現代自と米ヘッジファンド「エリオット」との票対決に突き進むことになった。

最近、エリオットが現代モービスと現代グロービスの分割合併に反対票を投じたいと宣戦布告すると、鄭義宣(チョン・ウィソン現代自副会長は「揺らぐことなどない」と正面対決の意思を明らかにした。現代モービス持分の10.1%を持っている国民年金がどちらの肩を持つかにも注目が集まっている。29日の「決戦の株主総会」が近づくにつれ、現代自、現代モービス、現代グロービスなどの関連企業の株価も乱高下すると見られる。

「行動主義ファンド」として知られているエリオットは11日、公式声明を通じて、現代自グループの支配構造の再編案に「反対票を投じるつもりであり、他の株主たちにも反対を勧める」と明らかにした。行動主義ファンドは、自分が持分を保有している会社の経営に積極的に介入して、短期間で収益を上げてから離れる。

今回、エリオットがターゲットにした企業は現代自だ。現代、起亜自動車、現代モービスの約10億ドル(約1兆700億ウォン)分の持分を保有していると明らかにしたエリオットが、現代自グループを揺さぶっている。先月「現代自グループの支配構造の再編を歓迎する」と初めて登場したエリオットは、その後追加要件を明らかにし、結局「反対投票」という意思を明らかにしながら隠れた爪をさらけ出した。

対外発言を慎んできた鄭副会長も、今回は異なる形で対応している。彼は直接「支配構造の再編は、現代自の未来競争力のためには欠かせない過程だ」と切り返した。現代自も当初は正面対抗を自制して、「意見を聞きたい」と穏健な態度を取ってきたが、戦略を変えて、戦いも辞さないという戦略に転じた。現代自グループ内では、「それでもエリオットの持分はわずか1.4%」であり、支配構造の再編は結局、現代自の意のままになるだろうという雰囲気が強い。

双方が激突し始めた先月4日から現在まで、株価はひとまず落ち着いている。現代自は、1株=約15万500ウォンから先月24日は1株=16万5500ウォンに上がったが、先週は1株=15万2000ウォンで取引を終えた。現代モービスは、同期間、1株=約25万8000ウォンから1株=23万1500ウォンへとかえって下がった。起亜(キア)自動車は1株=約3万2000ウォンから3万4000ウォンの間を行き来している。自動車業界では、「結局エリオットの最終目標は、保有株の価格を最大限に引き上げて、相場差益を手にすることだ」と口をそろえている。まだエリオット意のままに、株価が動いていないのが現状だ。ただしエリオットと鄭副会長が正面激突した後、14日から株価がどのように動くかは見守らなければならない。

現代自への直接攻撃が通じなかったため、エリオットは「現代モービス=三星(サムスン)物産」のフレームで新たな攻撃を試みている。エリオットは、最近開設した韓国語のホームページで、現代自支配構造の再編案と三星物産・第一(チェイル)毛織との合併件の類似性を指摘しながら、「合併比率の算定は公正ではない」と主張している。また、「現代自が2015年に韓国電力の敷地を10兆5000億ウォンで購入した契約は、代表的な経営失敗事例だ」と攻撃している。

株主総会まで、現代自がエリオットの配当拡大などの要求を受け入れる可能性は少なく見える。支配構造の再編についても、金尙祚(キム・サンジョ)公正取引委員長が「エリオットの要求は法違反」と支援射撃をしただけに、原案を押し通すものと見られる。現在、現代モービスの持分において、鄭夢九(チョン・モング)現代自会長、起亜自などの現代自の友好持分はすべて合わせて31.1%だ。結局1.4%を持っているエリオットが、どれだけ多い他の外国人投資家たちの持分を自分の味方につけられるか、国民年金が誰の肩を持つのかが変数になるとみられる。ユ・ジョンジュ韓国経済研究院企業制度チーム長は、「過去の三星物産と第一毛織事態の教訓があるので、今回は、国民年金が最大限国益と株主利益に合致するよう、原則的な立場で議決権を行使するものと見られる」と見込んだ。


イ・ウンテク記者 ピョン・ジョングク記者 nabi@donga.com · bjk@donga.com