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三星、イメージセンサー首位のソニーを猛追撃

三星、イメージセンサー首位のソニーを猛追撃

Posted May. 11, 2018 08:34,   

Updated May. 11, 2018 08:34

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システム半導体の一つであるイメージセンサー市場が急速に成長して、今年のグローバル売上が15兆ウォンに迫るという見通しが出た。

10日、グローバル市場調査会社ICインサイツによると、今年のCMOS(相補型金属酸化膜半導体)のイメージセンサー市場の売上は137億ドル(約14兆8300億ウォン)で、昨年より10%伸びるだろうと試算された。

イメージセンサーは、カメラのレンズを通して入ってきたイメージなどの映像情報をデジタル信号に変えるコア部品で、イメージセンサーの性能に応じて、写真や動画の品質が大きく変わる。

CMOSイメージセンサーの売上は、2010年から毎年史上最高値を記録してきた。スマートフォン・カメラ用の需要が伸び悩んだことで、2016年は成長率が6%に下がったが、最近は人工知能(AI)の機器とデュアルレンズスマートフォン、自律走行車など、高性能イメージセンサーを必要とする分野が増えたことで、再び急成長している。昨年は当初の市場予測値(115億ドル)を超える125億ドルの売上を記録し、2022年は売上が190億ドルに伸びると予想される。

イメージセンサー市場では、日本のソニーが世界トップの座を守っている。特にソニーは、モバイル用イメージセンサーだけでなく、産業用カメラやデジタルカメラなど、製品範囲が多様である。売上基準で、ソニーは昨年52.2%の市場シェアで圧倒的な世界首位となった。同期間、三星(サムスン)電子は19.1%の市場シェアで2位を記録した。

三星電子は昨年、自社のイメージセンサー製品に「アイソセル」ブランドをつけて、ソニーの追いつきに乗り出している。販売数量基準で見れば、三星電子の昨年のシェアは25.4%で、ソニー(28.3%)とのシェア格差は3.0%ポイント以内に縮まっている。


金志炫 jhk85@donga.com