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4大「恐竜企業」はどのようにして世界を総なめしたのか

4大「恐竜企業」はどのようにして世界を総なめしたのか

Posted April. 28, 2018 08:59,   

Updated April. 28, 2018 08:59

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トム・クルーズが主演した映画「マイノリティリポート」は、予知力を持った人間が犯罪行為を予見する未来世界を描いている。ところが、グーグルはこれよりさらに良い予知能力(?)を持っているという。殺人を犯した人たちは、検索ボックスに、主にこのような内容を入力することが分かった。

「殺人と過失致死の平均量刑」「眠っ人を殺して誰にも気づかれないようにすることができますか?」

おそらくスマートフォンに含まれる情報だけで、既に犯罪者を刑務所に送る能力を備えている。人々の思考までのぞき込むことのできるグーグルのモットーは、「邪悪になってはならない(Do not be evil)」。 「神に近いこの企業の神聖な慈悲心を強化するモットー」というのがこの本の指摘である。

グーグルやアマゾン、アップル、フェイスブックなどは、21世紀の世界を牛耳る巨大企業である。グローバル時価総額1〜4位を争い、超一流の技術と堅実な資本力、最高の人材を保有している。しかし、これらの企業の見事な成功の裏に隠された暗い部分が、最近よく俎上に上っている。フェイスブックは個人情報流出事態で株価が急落し、アップルは意図的な運営システムのダウングレードなどで消費者の怒りを買うこともあった。

この本は、このように創意、技術革新の象徴としてあがめられてきた企業がもたらした副作用と、様々な偽の神話について批判的にアプローチする。たとえば、アマゾンは、「笑顔の破壊者」である。物流や販売プロセスを簡素化することにより、小売流通業の仕事を破壊した。2015年、連邦裁判所にテロリスト関連情報の提供を拒否して論議を生んだアップルは、実は創業者の偶像化、プレミアム価格などの贅沢ブランド戦略をそのまま踏んで、現在の地位を確立した。神格化されて崇められている故スティーブ・ジョブズへの著者の批判は辛辣なほどだ。

著者は、これらの企業は一言で「非凡な盗みや詐欺」によって帝国を成し遂げたと主張している。とりあえずよく盗む。アップルは、マッキントッシュを製作する時、ゼロックスが作ったマウス操作方式のグラフィックデスクトップを盗んだという。詐欺もよく働く。ニューヨークタイムズの取締役会に出席した著者は、各新聞社が丸ごと「グーグル」になる詐欺(?)に会ったのに、まだ戸惑っている現実を皮肉る。グーグルは安値で得られた高級ニュースコンテンツを、独自の広告と一緒に配列して収益を独り占めする。最近、国内でも大きな問題となっているネイバーを巡る論議と一脈相通じる。

彼らの未来は永遠なバラ色でもない。新興強者が浮上しているからである。製品の差別化、先進投資、好感を与えるイメージ、顧客経験の統制などの機能を備えた企業が、いつでもこれらの企業を置き換えることができる。アリババ、ウーバー、エアビーアンドビーなどである。

プラットフォームビジネスの特性と限界についての分析よりは、巧妙な独占寡占などで肥大に成長した企業4社のトリックと問題点を暴くことに注力した本である。最近問題となったネイバーのコメント操作問題など、韓国も同様に巨大恐竜となったプラットフォーム企業の影響から自由でないという点で示唆するところが大きい。アマゾンが韓国進出を準備するなど、これらの企業の影響力は、私たちの生活にも直結している。「革新的会社」「最も働きたい会社」として崇められる巨大プラットフォーム企業の明暗を一目で読み取るのに有用である。


パク・ソンヒ記者 teller@donga.com