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雇用なき成長、サービス業の育成が解決策

雇用なき成長、サービス業の育成が解決策

Posted April. 23, 2018 08:26,   

Updated April. 23, 2018 08:26

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半導体好況などで韓国経済は回復傾向を見せているが、雇用は回復指標に相応するほど伸びていないという分析が出た。雇用創出に効果的なサービス業を育成しなければならないという指摘が出ている。

現代(ヒョンデ)経済研究院は22日、経済週評で、最近の国内景気と雇用関係について分析した結果、このように現れたと明らかにした。研究院によると、世界経済の改善や半導体などの主力品目の好調に支えられ、国内経済は輸出中心の回復を示しているが、3月の新規就業者は1年前より11万2000人増にとどまった。

今後の見通しも暗い。すべての産業で生産伸び率は高まっているが、「雇用なき成長」が増えており、半導体などの製造業も生産伸び率は着実に維持されているが、就業者は減っていることが調査の結果分かった。「公務員偏り」現象も深刻である。公共行政業の生産伸び率は下がっているのに、就業者増加率は、2015年以降急激に高まっているという。青年人材が過度に公務員試験に詰めかければ、産業の生産性や効率性も下がるだろうという懸念が出ている。

現代経済研究院経済研究室のキム・チョング研究委員は、「サービス業を育成して雇用なき成長を防ぎ、雇用政策は民間雇用創出に焦点を合わせなければならない」と語った。


李恩澤 nabi@donga.com