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三星テレビがさらに大型化、「75インチ以上の超大型市場をリード」

三星テレビがさらに大型化、「75インチ以上の超大型市場をリード」

Posted April. 18, 2018 08:35,   

Updated April. 18, 2018 08:35

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三星電子は、「QLEDテレビ」の新製品は55インチから82インチまでの計11モデルで、上半期(1~6月)の三星電子の今年のQLEDテレビの戦略は一言でいえば「超大型」である。昨年は10モデルのうち75インチ以上のモデルが4つしかなかったが、今年は17モデルのうち8モデルを占めており、二倍に増えている。その代わり、40インチ台のモデルはなくした。

同日、ソウル三星電子の瑞草(ソチョ)社屋で開かれた記者懇談会で、韓宗熙(ハン・ジョンヒ)三星電子VD事業部長(社長)は、「75インチ以上のテレビ市場で競合他社と二倍以上の格差を広げて『超大型テレビ時代』をリードし、13年連続世界のテレビ市場首位の記録を続けていきたい」と明らかにした。昨年は50%だった75インチ以上のグローバルテレビ市場のシェアを、今年は60%まで引き上げるという目標も示した。

「大型テレビ」に注力する理由は、全体テレビ市場が停滞している中、超大型テレビ市場は毎年30~40%以上も成長しているからだ。

グローバル市場調査会社IHSマキトによると、今年のグローバル75インチ以上のテレビの出荷台数は昨年の119万2000台から47%以上も伸びた175万7000台になるものとみられる。現在、全体の4.54%水準である金額基準の割合も、2022年は7.21%になると予想される。

特に北米と韓国市場では大型化の傾向がはっきりしている。市場調査会社GFKによると、65インチ以上の国内テレビ市場は2016年の18%から昨年は31%へと1.5倍以上も成長した。ほんの数年前までは大型に分類された55インチテレビの需要層が、急速に65インチ台に移動したからである。特に今年は冬のオリンピックに続いて、6月のワールドカップと8月のアジア大会など、大型スポーツイベントが続いたおかげで、65インチテレビの市場が初めて55インチ市場より大きくなることが予想される。

三星電子の関係者は、「2000年代前半も70インチ以上の超大型テレビは発売されたが、コンテンツの画質が落ちて、普及の足かせとなった」とし、「最近は超高画質(UHD)コンテンツが増えている上、画質技術が上方平準化され、超大型テレビ市場が急速に成長を遂げた」と説明した。昨年のUHDテレビは7893万台で、数量基準で初めて6623万台水準であるフルHDテレビ市場を超えた。今年は1億台を突破すると予想される。2014年比で約10倍に成長したのである。

電子業界の関係者は、「数年前まではマンションの坪数に応じてテレビのサイズをアドバイスしたが、画質が良くなったおかげで、最近ではマンションの坪数に『30』を足したサイズを勧めている」と話した。自宅のサイズが40坪であれば、70インチ台のテレビを勧めるという意味だ。

三星電子のQLEDテレビは、テレビを見ていないときは、黒い画面の代わりにニュースや天気などの生活情報や映像写真を浮かべて、額縁のように使うことができる。「マジックスクリーン」機能であり、自動照度調整センサーがあるので、一日に3時間ずつつけておいても、月間電気使用料は約724ウォンぐらいである。また、業界初のAV大容量データと電源を同時に送信できるので、周りの機器ケーブルと電源ケーブルとを「マジックケーブル」1つで統合して使うことができる。最大で15メートルまで延長できるので、希望する場所にテレビを設置することができて、きれいなインテリアを完成することができる。

Q6、Q7、Q9はフラット、Q8はカーブドデザインで、価格は279万(Q6・55インチ)~1049万ウォン(Q9・75インチ)である。


金志炫 jhk85@donga.com