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コナ電気自動車が突風、今注文しても1年半後に受け取る

コナ電気自動車が突風、今注文しても1年半後に受け取る

Posted April. 13, 2018 08:37,   

Updated April. 13, 2018 08:37

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現代(ヒョンデ)自動車の第二の電気自動車コナ(KONA)エレクトリックが、一ヶ月間の事前予約だけで1年6ヶ月分の生産台数を満たして興行に成功した。コナをはじめ、1回の充電で走行距離が400キロを超える様々な電気自動車が次々と発売され、今年は電気自動車競争の元年になるだろうという見通しが出ている。

12日、ソウル江南区(カンナムグ)にあるCOEXで環境部主催で開かれた電気自動車博覧会「EV(電気自動車)トレンド・コリア2018」には、現代自、ルノー三星(サムスン)、BMW、ジャガー、テスラなど40社余りの国内外主要自動車メーカーと部品メーカーが参加して、電気自動車の技術を自慢した。

同日話題を集めたのは、現代自動車コナエレクトリックの新車発表会だった。国内で実物が公開されたのは今回が初めて。コナエレクトリックは、世界初の中・小型スポーツ多目的車(SUV)電気自動車である。

電気自動車の最大の問題だった短い走行距離も、解決軌道に乗っている模様だ。コナエレクトリックは完全に充電すれば、406キロ(64kWhモデル基準)を走ることができる。ソウルから釜山(プサン)まで走行が可能である。最大出力は204馬力、最大トルクは40.3kg・mのモーターを搭載した。

バッテリーの部門では、現代自の悩みが見られる。バッテリーは、電気自動車の構成要素の中では最も価格の割合が大きく、単価も高い。多く搭載するほど走行距離は長くなるが、価格も上がる。今回のコナエレクトリックは、バッテリー容量が64kWhと39.2kWhの二種類が出た。容量の少ない39.2kWhの「ライトパッケージ」モデルは、都心での走行と通勤用に車を使う消費者のためのモデルである。完全充電時の走行距離は254キロで短い代わりに、価格は64kWhモデルより350万ウォン安い。充電時間は、64kWhモデル基準で緩速充電で9時間35分、急速充電(80%のみ充電)では54分かかる。

コナエレクトリックの今年の販売目標は1万2000台だったが、すでに事前予約で1万8000台以上が受付けられた。現代自の蔚山(ウルサン)工場で生産されるコナエレクトリックは、年間生産能力が1万2000台である。現代自の関係者は、「私たちも驚くほど予約が押し寄せているので、予約受付を一時中止している」と語った。価格は64kWhモデル基準で税制優遇を適用すれば、モダンは4650万ウォン、プレミアムは4850万ウォンである。さらに、地方自治体の補助金を追加適用すれば、ソウル基準でそれぞれ2950万ウォンと3150万ウォンで買うことができる。

英ブランド「ジャガー」も同日、韓国でSUV電気自動車I-ぺース(PACE)を公開した。「5人乗り高級SUV電気自動車」を打ち出すI-ぺースは、90kWhバッテリーを搭載して完全充電走行距離が480キロに達する。また、最高出力は400馬力、ゼロ100(停止状態から時速100キロまでの到達時間)は4.8秒の爆発的性能を誇る。

長い走行距離とエンジン性能などを前面に出した電気自動車が次々と登場したことで、今年の国内電気自動車市場は本格的に拡大すると予想される。国土交通部と韓国電力の統計によると、国内電気自動車の累積登録台数は、2011年は338台に過ぎなかったが、今年3月基準の累積登録台数は2万9310台で、3万台突破を目前にしている。


李恩澤 nabi@donga.com