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テスラの高性能電気自動車「P100D」を韓国国内で発売

テスラの高性能電気自動車「P100D」を韓国国内で発売

Posted February. 27, 2018 08:56,   

Updated February. 27, 2018 08:56

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米電気自動車メーカー「テスラ」が、高性能モデルで韓国内電気自動車市場の攻略に乗り出す。1回の充電で最大424キロ走行可能な「P100D」(写真)がその主人公である。

テスラは26日、京畿金浦市(キョンギ・キムポシ)にある韓国タイムズ航空で、P100Dの国内発売行事を開き、車両オーダーメイドの受付を開始した。テスラは全てのモデルが受注生産方式である。今月中に注文すれば、5月頃に納車される予定だ。

P100Dはテスラが作ったSモデルの「最高峰」と呼ばれる性能を誇る。100kWhバッテリーが搭載されており、環境部の測定基準でバッテリーを一度完全充電した時、最大424キロを走行できる。最高速度は時速250キロ、国内販売価格は1億8120万ウォンである。同日の行事では、ゼロ100(停止状態から時速100キロまでの時間)を測定する時間も設けられた。停止状態で電源を入れアクセルを踏むと、時速100キロまで僅か3秒程度だった。テスラは、独自の実験結果、ゼロ100の時間は2.7秒で世界最速の加速力を誇ると発表した。

室内デザインもユニークだった。何よりもカーナビなどが具現されるディスプレイのサイズが17インチだった。ほとんどの車のディスプレイが7、8インチ程度であるのに比べると、2倍ほど大きい。操作ボタンのほとんどをディスプレイの中に入れて、室内空間もできるだけ単純にした。ドライバー補助システム、オートステア(自動車が車線から逸脱しないように支援する機能)など、安全と快適な運転に関する仕様も高めた。特に車両の8カ所に付いたカメラと1台の前方レーダーは、車両周辺の状況を示すことで、安全性向上だけでなく、オートパイロット(自律走行補助システム)機能も支援する。

消費者たちが電気自動車を購入する際に最も気にする部分は、充電ステーションの問題である。テスラは同日、充電所の現状も公開した。2018年2月現在で14カ所の急速充電スタンド(スーパーチャージャー)があり、主にホテルやレストランの近くにある緩速充電スタンド(デスティネーションチャージャー)は131か所にあると明らかにした。テスラは、モデルSP100Dの発売後、順次スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)モデル「X」と大衆型モデル「3」を韓国国内に投入する方針だ。モデル3は、来年初めに韓国国内で披露されるものと見られる。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com