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LG電子副会長、「超大型OLEDテレビの割合を大幅に増やす」

LG電子副会長、「超大型OLEDテレビの割合を大幅に増やす」

Posted January. 12, 2018 08:48,   

Updated January. 12, 2018 08:50

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LG電子の趙成珍(チョ・ソンジン)副会長(写真)が、有機発光ダイオード(OLED)テレビの販売台数を昨年比2倍以上に増やすと発表した。55インチ以上の超大型OLEDテレビの割合を増やして、プレミアム市場でのシェアを高める計画だ。

趙副会長は10日(現地時間)、米ラスベガスで開催された国際家電見本市(CES)2018で行われた記者懇談会で、「今年から65インチ、77インチなど超大型OLEDテレビの割合をレベルの違う水準に高めていきたい」と語った。

一般のテレビ市場は現在飽和状態である。家電メーカー各社は、55インチ以上の超大型テレビ、人工知能(AI)テレビをブルーオーシャンとみて攻略している。LG電子は今年初めてAIを搭載したOLEDテレビ「LGシンキュテレビ」を披露した。

趙副会長は、「LGシンキュテレビに直接質問をして使用した結果、非常に満足した」と述べた。続いて、「テレビは、コンテンツを検索して家の中のすべての家電と繋がることを超えるだろう。自ら学習する能力を基に、ユーザーのニーズに合わせて進化していくAIテレビを作っていきたい」と明らかにした。

スマートフォン事業にも変化があることをほのめかした。趙副会長は、「今年からスマートフォンの発売時期やモデルにこだわらない」と明らかにした。LG電子はこれまで、上半期にGシリーズ、下半期にVシリーズを披露してきた。今年はG、Vシリーズではなく、他のプレミアムモデルを披露したり、現在のプレミアムラインよりはるかに高価な「超プレミアム」スマートフォンモデルを、必要なときに出すこともありうるという説明だ。

趙副会長は、「既存のモデルがよく作られているなら、そのプラットフォームを活用して派生製品を出すプラットフォーム戦略が必要だ」と語った。LG電子が昨年7月、Gシリーズにバッテリー、メモリーなどいくつかの機能のみに変化を与えた中価格スマートフォン「Qシリーズ」を発売したのも、プラットフォーム戦略の一環であった

LG電子が新成長エンジンとして育成しているロボット分野は、2、3年内に主力「キャッシュカウ」に育てると主張した。LG電子は昨年、CESで案内ロボットと掃除ロボットの2種を公開したのに続き、今年のCESでも3種のロボットを発表した。

趙副会長は、「案内ロボットと掃除ロボットを仁川(インチョン)国際空港で試験運営後、需要が多すぎて対応が難しいほど反応が良い」とし、「現在はLG電子のロボットというブランドを作っていく過程であるが、2、3年後は収益事業になるだろう。そのため、スタートアップや専門会社の合併・買収(M&A)、資本参加を通じて技術を補完していきたい」と語った。



金哉希 jetti@donga.com