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韓米FTA改正交渉の初日、米側は自動車の貿易赤字問題を集中的に提起

韓米FTA改正交渉の初日、米側は自動車の貿易赤字問題を集中的に提起

Posted January. 08, 2018 08:41,   

Updated January. 08, 2018 09:37

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韓米自由貿易協定(FTA)の改正交渉初日に、米国側は自動車分野の対韓貿易赤字の実態を集中的に取り上げてきた。韓国は、投資家―国家間訴訟(ISD)制度の改善と米保護貿易主義の緩和を要求した。

5日(現地時間)、米ワシントンで韓米両国はFTA改正のための1回目の交渉を行った。両国が昨年10月、韓米FTA共同委員会の特別会期で韓米FTA改正交渉の推進に合意してから約3ヵ月ぶりのことだ。

9時間近く行われた同日の交渉で、米国側の主な関心分野は自動車だった。首席代表として出た兪明希(ユ・ミョンヒ)産業通商資源部通商政策局長は、1回目の交渉が終わった後、「米国が集中的に提起した問題は自動車だ」と明らかにした。

政府は昨年12月、国会に米国が車を交渉目標にするだろうと報告するなど、自動車分野での攻勢に備えてきた。自動車と自動車部品は、対米輸出の1、2位を占める韓国の主力輸出商品だ。韓米FTAを災害とまで表現したトランプ米大統領は、支持基盤である「ラストベルト(衰退した工業地帯)」を意識して、この地域に基盤を置いた自動車産業の復興を図っている。ウィルバー・ロス米商務長官も昨年12月、「米国の対韓貿易で最も重要なのは自動車分野の赤字だ」と不満を示した。

韓国自動車市場で米国製自動車は大きな人気を引き付けずにいる。7日、韓国輸入自動車協会によると、昨年米国車ブランドであるフォード、キャデラック、クライスラーなどのシェアは8.6%に過ぎない。韓米FTAが発効された2012年(7.4%)と大差がない。米国は韓国の安全基準を満たしていない自動車でも、米国の安全基準を満たしていれば、メーカーごとに2万5000台まで輸入を許可するクォーターの拡大またはその廃止を主張してきた。韓国はFTAを通じて自動車関税が完全撤廃され、FTA締結によって米国車の販売台数が5年間で2倍に増えたことを浮き彫りにさせている。

韓国製自動車に米国で生産された部品の使用を増やしてほしいと要求した可能性も少なくない。米国は、現在行われている北米自由貿易協定(NAFTA)の再協議で、自動車部品の50%以上を米国で調達するように要求している。韓国にも似たような要求をする余地があるということである。米国に工場を置いた現代(ヒョンデ)自動車と起亜(キア)自動車が部品を輸入する代わりに、米国で調達すれば、それだけ貿易赤字が減る効果を上げることができる。最近、米経済界の関係者に会ってきたとある当局者は、「米国側は韓国内で米自動車の需要がどれだけあるかについては、大きな関心がない」とし「いかなる方法であれ、輸出台数を増やすのが目標だ」と伝えた。

米国のこのような要求に対抗して、韓国は韓米FTAの代表的毒素条項と言われているISD制度の改善を要求した。ISD制度とは、投資家が投資対象国の法律で損をすると、国際仲裁機構を通して、政府に訴訟できるように定めている。韓国の司法主権を侵害するという議論が絶えなかった。また、米国が自国産業保護のために使用するセーフガードなどの貿易救済措置の問題点も取り上げた。最近、米国際貿易委員会(ITC)は、韓国製洗濯機に対して年間120万台を超える台数については3年間、最大で50%の関税賦課を決定した。

韓国側が「レッドライン」と明らかにした農業は、1回目の交渉では全面的に扱われなかった。ただ、米国が今後、韓国が農業分野に敏感な反応を見せることを念頭に置いて、農業分野で譲歩する代わりに、自動車、鉄鋼などの交易規模が大きく、自国の雇用創出に効果の大きい分野について市場開放を要求する可能性がある。

今後の交渉展望と関連して、兪局長は言葉を惜しみながらも、「簡単ではない」と明らかにした。ロバート・ライトハイザー米貿易代表部(USTR)代表も、「まだやるべきことが多い」と話した。両国の利害関係が鋭く食い違っているとみられる。2回目の交渉は早ければ今月中にソウルで開かれる。



李建赫 gun@donga.com