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馬雲、予備起業家たちに5つのアドバイス「成功した企業家になるためには…」

馬雲、予備起業家たちに5つのアドバイス「成功した企業家になるためには…」

Posted November. 24, 2017 09:45,   

Updated November. 24, 2017 10:19

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「頭の中から否定的な考えを追い出しなさい。企業家は楽観的でなければならない」

世界最大手の電子商取引企業である中国アリババの馬雲会長(写真)が最近、香港で開かれた「2017ジャンプスターターコンテスト」で、予備起業家たちにこのように助言した。香港誌サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)は22日付で、馬会長が創立から18年間でアリババを、世界最大手のテクノロジー企業に育てあげた経験をもとに、5つのアドバイスをしたと伝えた。

馬会長は、「偉大な企業家の特徴は、未来を楽観的に見ることだ」とし、「あなたはどんな問題を解決できるか、同じ問題を解決しても、他人よりどのようにもっとうまくできるかについて自問しなければならない」と強調した。彼は、事業の成否を分け、偉大な企業家になる最も代表的特徴を一つだけ挙げろと言われるなら、「未来と状況についての楽観だ」ということをずっと力説してきた。

さらに、「事業家は、ビジョンを共有する人を見つけなければならない」とし、「単に仕事を求めたり、能力が高いか低い人を『狙う』よりは、夢を共有できる人を探さなければならない」と指摘した。一個人ではなくチームを訓練させて一緒に仕事をすれば、そのチームが再び起業家を訓練させるだろうという助言だ。

3番目の徳目として強調したのは「犠牲精神」である。「自分が何を得るかについて考えるより、自分が何を与えることができるかについて考えなければならない。何かを諦めると思う瞬間、何かを得ることになる」という。

自分がアリババを立ち上げた当時、インターネットとインターネット商取引環境は一言で「冷たかった」と語り、「他の人たちがすでに『ホット(hot)だ』と思っていることに集中してはならず、新しい領域を開拓しなければならない」と助言した。続いて「すべてのことがあなたに準備されるときまで待ってはならない。その時は、あなたにまで回ってくるチャンスがない」と、積極的な姿勢を求めた。政府当局が「この分野についてのすべての(支援)準備ができている」と企業家に言うなら、他の分野を探さなければならないと述べたりもした。

SCMPは、6月に米デトロイトで行われた「アリババゲートウェイ2017」行事の基調講演と米メディアとのインタビューなどで明らかにした「馬雲の成功秘訣と経験」も一緒に紹介した。

馬会長は、「会社を経営するなら、なるべく多くの女性を雇いなさい」と主張した。「女性は男性より他人への配慮が多く、筋肉の力を争った20世紀と違って、知恵を比べる21世紀は女性がより強いから」と、その理由を説明した。

若い予備事業家たちが参考にできるだけの「人生計画」も示した。20代は素晴らしい企業家が経営する会社に入って学び、30代は自分で事業を手がけてみるものの、40代では、自分が強みを持つ分野の事業を探すべきだと勧めた。50代は、他の若者たちにもチャンスを与える企業家にならなければならないと述べた。

このほか、△誰かにふられることは必ずしも悪いことではない、△あなたより賢い人を雇いなさい、△ネットスケープやヤフーがそうであるように、すべてのものが常に健在するという信頼を捨てなさいと主張した。馬会長は、「企業家にとっては、今日は厳しいが、明日はもっと厳しい」とし、「一定の補償を得るまでは、苦難に耐える忍耐が必要だ」と強調した。「明後日は美しい日が待っているのに、多くの人たちはその前日の夜に死亡してしまう」という比喩で、忍耐の美徳を力説した。



具滋龍 bonhong@donga.com