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韓国・カナダ通貨スワップ協定締結、無制限・無期限に

韓国・カナダ通貨スワップ協定締結、無制限・無期限に

Posted November. 17, 2017 08:39,   

Updated November. 17, 2017 09:22

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韓国が準基軸通貨国に分類されるカナダと限度と満期のない通貨スワップ協定を締結した。金融危機のような非常事態が発生した時、いつでも必要なだけカナダドルを借りることができる常時的契約だ。

韓国が外国と無期限・無制限に通貨スワップ協定を結んだのは初めて。20年前に通貨危機で国際通貨基金(IMF)救済金融を受けた韓国は、今回の協定を通じて国際金融市場での地位を大いに強化できることになった。

韓国銀行とカナダ中央銀行は16日(現地時間)、カナダの首都オタワで韓国通貨ウォンとカナダドルの貨幣間の通貨スワップ協定を15日に締結したことを明らかにした。協定後、効力が開始した。

通貨スワップ協定とは、各国の中央銀行が経済に非常事態が発生した時に、自国通貨の預入を引き換えに相手国の通貨を融通し合うことを定める協定のこと。両国の中央銀行は、今回の協定の目的が金融市場の安定化にあると説明した。韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は、「(2008年10月に締結した)韓米通貨スワップ協定以来の大きな意味がある」と強調した。

通貨スワップ協定でウォンの安定性が強まり、同日の為替レートは大幅に下がった。ソウル外国為替市場で、ウォン・ドル相場は前日より10.9ウォン下がった1ドル=1101.4ウォンで取引を終えた。1年2ヵ月ぶりに取引中に1ドル=1100ウォンを下回りもした。



李建赫 gun@donga.com