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現代自動車、シリコンバレーに「技術研究ハブ」設置へ

現代自動車、シリコンバレーに「技術研究ハブ」設置へ

Posted November. 16, 2017 09:04,   

Updated November. 16, 2017 09:10

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現代自動車、シリコンバレーに「技術研究ハブ」設置へ

現代(ヒョンデ)自動車グループが、米シリコンバレーに革新的企業との共同技術研究のための「オープン・イノベーション・センター」を立ち上げる。現代自グループが最近相次いで出したグローバル協力拡大戦略の頂点を成すシリコンバレーの投資計画まで出てきたのである。今や、関心は実際の成果につながるかどうかに集まっている。

15日、現代自グループは、シリコンバレーにある既存の事務所である「現代ベンチャーズ」の存在感と機能を大幅に拡大した「現代クレードル(Cradle)」をオープンすると発表した。揺りかごを意味するクレードルの名前のように、革新的技術を発掘して育て、新しい成長エンジンを創出することを目指している。現代クレードルは、オープンイノベーションの方法で革新技術を探すために、シリコンバレーの有望なスタートアップに投資し、共同研究を進める計画だ。重要な研究分野は、人工知能(AI)、自律走行、スマートシティ、ロボットなどである。

現代自グループによると、既存の現代ベンチャーズは、シリコンバレーの現地連絡事務所程度に過ぎなかった。シリコンバレーの技術動向を把握して韓国本社に報告するぐらいのものだったのだ。スタッフも5、6人だけだった。現代自グループは、現代クレードルの発足とともに、従業員数を大幅に増やすことにした。有望スタートアップとの橋渡しの役割を果たすコーディネーターが、新たに採用する人材の首位となっている。共同研究を行うためのスペースも増設する予定である。

現代自グループは、現代クレードルは米国に位置するが、活動領域は米国にとどまらないだろうと説明した。世界のいたるところで行われる技術研究を総括するハブにしたいというのが現代自グループの構想である。それに向け、来年初めにイスラエルに建設する「イスラエルオープンイノベーションセンター」と韓国内研究所との有機的協業システムが構築される。グローバルオープンイノベーションの拡大を主導しているのは、鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自副会長である。鄭副会長は、現代クレードルの発足のために、今年何度もシリコンバレーを訪れた。モービルアイやNVIDIAなど、すでに世界最高レベルの技術を持っている企業各社との協力も、鄭副会長が直接構想して実践している。

鄭副会長は、現代クレードルがシリコンバレーの現地企業との協力だけでなく、国内スタートアップのシリコンバレーへの進出も支援するように企画した。現代自グループは最近、国内でもスタートアップとの接点を増やしている。 8日、「未来コネクテッド・カー」をテーマに開催したハッカソン(プログラム開発大会)は、主に大学生が参加した昨年の第1回大会と違って、スタートアップ企業が大勢参加するようにした。

現代自グループがグローバル情報通信技術(ICT)企業や国内外スタートアップと協力を増やしていくことについては、ひとまず前向きな評価が支配的だ。他の企業との協力不足は、現代自グループがかつてから指摘を受けてきた弱点でもあった。ただし、現在までは宣言的に協力を増やすと発表しただけに、実質的な結果物が必要だという声が高まっている。大徳(テドク)大学自動車学科のイ・ホグン教授は、「グローバル協力を通じて、小さくても新技術に関する具体的な成果が継続的に出ることが重要だ」と話した。

現代自グループがシリコンバレーでの活動を強化することを、韓米自動車貿易不均衡に対する米政府の圧力を考慮した戦略と受け止める見方もある。現代自グループは5年間、米国に31億ドル(約3兆5000億ウォン)を投資すると発表した。しかし、米国市場内でのシェアが下落しており、工場を新設するには負担が大きい。現代自グループは、工場新設の代わりに、スタートアップに投資することで、成果物を米国だけでなく、他の場所でも共有できる基盤を作った。



韓友信 hanwshin@donga.com