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「売上は?雇用は?」 ネイバー代表がグーグルに公開質疑私

「売上は?雇用は?」 ネイバー代表がグーグルに公開質疑私

Posted November. 10, 2017 09:00,   

Updated November. 10, 2017 09:37

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ネイバーの韓聖淑(ハン・ソンスク)代表(写真)は、グーグルが社会的責任を果たしていないと直撃を飛ばし、グーグルとネイバー間の鋭い攻防が続いている。

韓代表は9日、ネイバーの公式ブログを通じて、「グーグルは国内市場で公正に競争しなければならないだけに、グーグルに公開質疑をしたい」とし、「グーグルは、国内売上と網使用料、投資および雇用の現状などについて正確に明らかにすべきだ」と促した。韓氏はブログに、各争点についての根拠となる資料を写真で一つ一つ添付掲示しながら、グーグルを強く批判した。

韓氏は、「グーグルは税金を納めているという回答だけを繰り返すだけで、税金の根拠となる国別売上は公開していない」と批判した。続いて、「英国など他の国では売上規模を明らかにしながら、国内の国会国政監査場では売上を明らかにしないことは疑問を招く」と批判した。

続いて韓氏は、ネイバーの投資現況と雇用規模などを公開しながら、グーグルを圧迫した。ネイバーは今年10月基準で8105人を雇っているが、(グーグルは)韓国での売上にふさわしい規模の採用を進めているのか問いたいという。業界では、グーグルの国内雇用規模を200人程度と見ている。韓氏は、「グーグルコリアは2006年、国内で研究開発(R&D)人材を採用すると主張して、政府から120万ドル(約13億ウォン)の支援をうけたが、これをきちんと履行したのかすら明らかにしていない」と説明した。

グーグルが国内スタートアップを支援して韓国経済に貢献していると明らかにした部分についても、「ネイバーは今年だけで、国内の63のスタートアップとスタートアップ育成ファンドに2318億ウォンを投資した」とし、「グーグルは社会的貢献について、『支援している」という表面的言及を超えて、投資や寄付の面でどの程度寄与しているかを公開してほしい」と語った。

国内企業各社が通信社に払う網使用料も、同様に問題として取り上げた。ネイバーは昨年、国内通信社に734億ウォンの網使用料を払った。韓氏は、「グーグル、ユーチューブは今年9月の国内動画の時間シェアが72.8%で、ネイバーテレビ(2.7%)の27倍に達しているが、網使用料はどれぐらい払っているのか公開してほしい」と明らかにした。続いて、「グーグルは検索abusing(不当行為)と関連して、まったくそんなことはないと主張しているが、米グーグルを見ると、お金を払って上位に検索結果を上げる事例が少なくない」と指摘した。

ネイバーとグーグルとの攻防は、李海珍(イ・ヘジン)ネイバー創業者が先月30日、国会の国政監査に出席して、グーグルへの国内企業の逆差別問題を取り上げたことが引き金となった。これに対してグーグルコリアは今月2日、「税金をきちんと払っている上、国内での雇用も数百人に達している」と反論すると、韓氏が再反論に出た。



林賢錫 lhs@donga.com