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現代モービス、パノラマサンルーフエアバッグを開発

現代モービス、パノラマサンルーフエアバッグを開発

Posted October. 19, 2017 08:59,   

Updated October. 19, 2017 09:05

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現代(ヒョンデ)モービスが「パノラマサンルーフエアバッグシステム」の開発に成功した。自動車の横転事故の時、乗客の体がサンルーフから外に飛び出すことで起きる2次的事故を防ぐための安全装置である。

現代モービスは18日、パノラマサンルーフエアバッグシステムの信頼性検証をすべて終え、量産レベルの技術力を確保したと発表した。まだグローバル自動車部品やエアバッグ企業各社がこの製品を量産車に適用した事例はなかった。現代モービス側は、「2002年にエアバッグの量産を初めて開始した現代モービスが、競合他社より先にエアバッグの技術力を確保したのは今回が初めてだ」とコメントした。

パノラマサンルーフエアバッグは、サンルーフの後ろ側に設置される。車両が横転すると、センサーがこれを感知してエアバッグが作動する。約0.08秒で車両のサンルーフスペースを覆って乗客を保護する。これは側面衝突事故が起きた時に、窓に沿って長く広がるカーテンエアバッグと同様の方式である。

現代モービスの関係者は、「6月に米国で開催された車両安全学会で、パノラマサンルーフエアバッグ技術を発表したとき、米道路交通関連主要機関と関連産業の従事者たちが大きな関心を示した」とし、「プレミアムスポーツ・ユーティリティ車両(SUV)の車種を中心に、市場攻略に乗り出す計画だ」と語った。

米グローバル市場調査会社「P&Sマーケットリサーチ」によると、車両用サンルーフのグローバル市場規模は約6兆ウォン(2015年基準)である。2022年まで年平均約11%成長すると予想される。



徐東一 dong@donga.com