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神戸製鋼データ改ざん、現代自も使用

Posted October. 14, 2017 10:58,   

Updated October. 14, 2017 11:07

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日本3位の鉄鋼メーカー「神戸製鋼所」の品質操作波紋が「グローバルスキャンダル」へと広がっている。世界有数のグローバル企業30数社が基準に満たない神戸製鋼所のアルミ製品を使用したことが分かった。国内でも現代・起亜(ヒョンデ・ギア)自動車と大韓(テハン)航空がこの製品を適用したことが調査の結果分かった。

13日、日本経済新聞などによると、これまで明らかになったゼネラル・モーターズ(GM)、フォード、ボーイングのほか、米自動車メーカー「テスラ」とダイムラー、欧州のロールスロイスとPSAグループ(プジョーシトロエングループ)などのグローバル企業30社あまりが神戸製鋼所の基準に満たないアルミ製品を使用した。

特に米ゼネラル・エレクトリック(GE)と欧州のエアバスはややもすると大事故へとつながりかねない航空部品に、品質操作の製品を使用した。同紙は、「最近、自動車や航空機の燃料消費効率を高めるために軽量化に役立つアルミと炭素繊維の需要が高まっている」と、その背景を伝えた。神戸製鋼所がデータを改ざんして合格させたアルミ製品は、日本国内のすべての自動車メーカーで使用されており、ロケット、新幹線などにも使われた。

神戸製鋼所の川崎博也会長は同日午後、記者会見を開き、「鉄鋼製品のうち、自動車のエンジン部品やサスペンション、ボルト、ナット等に使用する線材でも品質操作が明らかになった」と認めた。その前日、経済産業省を訪問した際、記者たちの前で頭を下げながら、「鉄鋼には疑惑がない」と主張したが、わずか一日後にうそであることが明らかになったのだ。鉄鋼は神戸製鋼所の売上の40%を占める主力事業だ。特に自動車用バルブスプリング用線材は、神戸製鋼所が世界市場の半分を占めている。

これまで品質操作を認めたアルミ(1万9300トン)、銅(2200トン)、アルミ鋳造・鍛造(1万9400個)からも、追加の疑惑が持ち上がっている。

こんな中、新幹線に不良製品を使用したJR西日本は、その前日の記者会見で、「定期検査で部品を交換後、費用を請求したい」という立場を明らかにした。損害賠償請求が急速に拡大すると、神戸製鋼所は経営に深刻な打撃を受けざるを得ない。日本の素材産業全体への不信につながる可能性もある。

国内では、現代・起亜自動車の電気自動車であるアイオニックとニーロに神戸製鋼所のアルミ製品が使用された。該当車両のボンネット(フード)の外の部分は鉄鋼製品を使用し、模型の維持とエンジンの騒音を抑える内側部分にはアルミを適用した。アルミは鉄鋼より高価だが、軽量化のために使用した。

現代・起亜自の関係者は、「該当部分は安全性とは関係のない部分であり、アイオニックとニーロは、欧州の安全性評価プログラム『ユーロNCAP』でそれぞれ5つ星の4つ星が付けられるほど、最高の安全性を認定された。しかし、追加の精密テストを進めている」と語った。

大韓航空は、問題となった神戸製鋼所の製品を使用したボーイングから、航空機部品の供給を受けている。大韓航空側は、「現在、ボーイングから供給された製品の種類と規模を調査している」と明らかにした。



張源宰 peacechaos@donga.com · 鄭世鎭 mint4a@donga.com