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韓国銀行総裁、「中国と通貨スワップの延長を協議中」

韓国銀行総裁、「中国と通貨スワップの延長を協議中」

Posted October. 11, 2017 09:37,   

Updated October. 11, 2017 09:47

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韓国と中国は、560億ドル規模の通貨スワップの契約延長のために、協定の満期日である10日まで交渉を続けた。両国は通貨スワップの延長について前向きな考えをほのめかしながらも、最終結論を出すまでは時間が必要だと、慎重な姿を見せた。

韓国銀行の李住烈(イ・ジュヨル)総裁は、韓中通貨スワップについて、「(満期延長など)すべてのことは終わっていない」と明らかにした。続いて「協定の期限切れ前に協議が終わればいいが、やってみるとそうでないこともある。満期日にこだわる必要はない」と付け加えた。

同日、韓銀と企画財政部は、韓中通貨スワップの延長が事実上合意されたという一部の報道について、「引き続き協議中の事案だ」と慎重な姿勢を見せた。李総裁は、「最終的に妥結されるまで待っていてほしいと何度も要請したが、(一部の報道が)協議にどのような影響を与えるかはなはだ心配だ」と語った。政府内外からは、ひとまず猶予期間を置く方法で契約を終了後、今月中に協定を再開する案が有力と見ている。

通貨スワップは、経済に非常事態が発生したときに備えて、各国の中央銀行が通貨を互いに貸す契約である。延長合意に失敗しても、韓国の外貨準備高(8月末基準で3848億ドル)などを考慮すると、金融市場に及ぼす影響はわずかである。

しかし、現在、高高度ミサイル防衛システム(THAAD)の配置を巡って対立状態にある両国関係を考慮したときの延長失敗は、韓中関係に否定的なメッセージを与える可能性が高い。同日、中国国営メディア「環球時報」は、「韓国が(通貨スワップで)不安な姿を見せている」と報じた。



李建赫 gun@donga.com