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SK、北米のシェールガス移送・加工企業に1138億ウォンを投資

SK、北米のシェールガス移送・加工企業に1138億ウォンを投資

Posted September. 27, 2017 07:52,   

Updated September. 27, 2017 08:32

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SKグループの投資専門持株会社「SK(株)」が北米シェールガスのG&P(Gathering & Processing)事業に進出する。

SK(株)は26日、「北米のG&P企業であるユーレカ・ミッドストリーム・ホールディングスに対して1億ドル(約1138億ウォン)以上の投資を決定し、SK(株)の米法人であるプルトース・キャピタルを通じて27日(現地時間)、持分売買契約を交わす」と明らかにした。

今回のSKの投資は、未来の新成長エンジンの一つであるグローバル天然ガス事業のミッドストリーム(Midstream・輸送段階)の力量を強化したものだ。SKは、既存のエネルギー事業との相乗効果と追加的事業拡大も期待している。SK(株)は今回の投資でユーレカの持分をどれほど持つかは明らかにしなかった。

G&P事業とは、ガス田から生産された天然ガスを集めて、パイプラインを通して移送する「ギャザリング(Gathering)」と移送された天然ガスから不純物を除去し、最終消費者に輸送販売するために適切に加工する「プロセッシング(Processing)」サービスをいう。

ユーレカは、北米最大天然ガス埋葬地であるペンシルバニアとオハイオ州にまたがるマーセルラス-ユーティカ盆地に位置しているG&P専門企業であり、年間1700万トン規模の天然ガスの移送が可能なパイプラインを持っている。固定手数料を基盤に平均10年以上の長期契約を保有しているうえ、特定地域内のガス生産量の独占的処理権限まで持っているので、事業の安定性が高いという評価を受けている。

ユーレカは2012年、米資源生産企業「ブルーリッジ」の子会社として設立され、2014年、米投資銀行「モルガン・スタンレー・インフラファンド」が経営権を買収した。これにより、SKは米国内天然ガスの開発から輸送と供給を網羅する全バリューチェーンを統合・強化できるようになった。天然ガスバリューチェーンとは、採掘するアップストリーム、輸送や加工を行うミッドストリーム、供給と販売段階であるダウンストリームに分けられる。

SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は年明けから中国だけで3兆ウォンを投資し、日本の東芝メモリの買収戦に参入するなど、攻撃的投資を展開している。



金成圭 sunggyu@donga.com