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三星SDS、対話型AI「ブリティ」を発売

三星SDS、対話型AI「ブリティ」を発売

Posted September. 06, 2017 09:12,   

Updated September. 06, 2017 10:24

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「企業向け人工知能(AI)市場の爆発性がどれほど大きくなるかなかなか測れない」

三星(サムスン)SDSの洪元杓(ホン・ウォンピョ)社長は5日、ソウル松坡区(ソンパグ)にある社屋で開かれた企業向けAIプラットフォーム「ブリティ」の発売説明会で、AIが企業の生産性革新に与える影響を強調した。

ブリティとは、客が言葉で要請する業務を支援し、実行するいわば「ビジネス音声秘書」といえる。言語推論と学習が可能なAIエンジンを通して、複雑な重文でも質問者の意図に合った答えを出す。たとえば、「昨日冷蔵庫を注文したが、いつ到着するのか?」と尋ねられれば、既存のAIモデルは、先に出てくる「注文した」という動詞に反応して、注文プロセスに移る。しかしブリティは、これを付加情報として分類し、「いつ到着するのか」という質問の意図に合わせて回答する。

会話の文脈まで管理することも強みである。同日、コールセンターの応答状況を想定した実演では、ユーザーが突然話題を変えてちんぷんかんぷんに質問したが、ブリティは、新しい質問から処理した後、再び最初の質問に戻って会話を続けた。既存のモデルは、新しい質問に答えて、過去の質問は忘れてしまう。従来モデルよりも構築期間が3ヵ月から1ヵ月に短縮され、コスト削減の効果もある。

このようなサービスが可能なのは、ブリティには、ユーザーとの対話の中で、回答の満足度を抽出し、自ら最適な値を見つける技術が搭載されているからだ。アップル、ヤフーを経て、今年6月、三星SDSのAI研究チーム長に合流したイ・チフン常務は、「既存のAIモデルは数千人の作業者が一つ一つ単語や会話例を入力する必要があったのに対し、ブリティは、実戦対話を通じて自ら進化する」と強調した。ブリティは、例を入力する人員と時間を減らし、入力過程で発生するばらつきとエラーも減らすことができる。

三星SDSは今年5月から、三星SDSを含む三星グループ系列会社の従業員40万人を対象にブリティの性能検証を終えた。役員や従業員らは社内のメッセンジャーでスケジュール、電話番号、出張、勤怠や食事メニューなど、会社内で必要な様々な情報サービスを利用した。各企業の客らは、社内プログラムだけでなく、カカオトーク、ラインなどのモバイルメッセンジャー、PC、電話など、ハードウェアとは関係なく、ブリティを適用して使用できる。

三星SDSのキム・ジョンピル開発センター長(常務)は、「最近、データ分析のためのAI『ブライティクス』とイメージ・動画検索用AIを発売して、企業向けAI市場を積極的に攻略している」とし、「今回、人間の言語を理解する対話型AIを発売して、AIサービスの3つの軸を完成することになった」と話した。



申東秦 shine@donga.com