Go to contents

半導体輸出額が過去最大の87億ドルを突破

半導体輸出額が過去最大の87億ドルを突破

Posted September. 02, 2017 08:15,   

Updated September. 02, 2017 08:28

한국어

先月、韓国の半導体輸出額が87億ドル(約9兆8310億ウォン)を突破し、史上最高値を超えた。半導体輸出が輸出全体に占める割合は18.6%に達した。このため、「韓国経済は半導体(輸出)一つで支えられているのではないか」という懸念の声も高まっている。

1日、産業通商資源部(産業部)の輸出入動向資料によると、先月、国内半導体の輸出額は87億5900万ドル(約9兆8976ウォン)で、月間単位で史上最高を記録した。昨年8月の半導体輸出額55億8800万ドルに比べると、1年ぶりに31億7100万ドル(56.8%)が増えたのだ。

産業部側は、「昨年からメモリー半導体の価格が上昇したうえ、新型スマートフォンの発表などの需要拡大の要因も多く、半導体輸出が11カ月間連続して増加した」と説明した。

半導体が率いたことで、輸出全体も好調が続いた。8月の韓国輸出額は471億2000万ドルで、昨年8月に比べると17.4%が伸びた。月ごとに計算すると、10カ月連続の増加であり、8ヶ月連続で2ケタの増加に相当する。韓国の13大輸出品目のうち、船舶(マイナス25.8%)、家電(マイナス24.6%)など4つの項目を除く9品目が輸出増加傾向を示した。

輸出は着実に増加を示す一方、国民が稼ぐ実質国民総所得(GNI)は後退した。韓国銀行は、今年第2四半期(4~6月)の韓国の実質GNIは401兆6268億ウォンで、第1四半期(1~3月)の403兆9315億ウォンより0.6%減少したと明らかにした。GNIとは、一国の国民が国内外で稼いだ賃金や利息、配当などの所得を合計したもの。実質GNIは、昨年第3四半期(7~9月)に0.4%減少後、増加傾向に転じたものの、わずか3四半期ぶりに再び減少に転じた。韓国銀行のキム・ヨンテ国民勘定部長は、「第2四半期に一部の大企業が配当を行ったことで、配当金が海外に多く流出した」と説明した。外国人の持分が50%を超える三星(サムスン)電子が、5月に1兆1000億ウォンを配当したのが実質GNI後退の主な原因の一つに挙げられる。海外で稼ぐ所得より海外に流出される所得が多ければ、GNIは減ることになる。



朴在明 jmpark@donga.com