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現代モービス、米フォードへの部品供給に向けて本腰

現代モービス、米フォードへの部品供給に向けて本腰

Posted August. 07, 2017 09:12,   

Updated August. 07, 2017 09:26

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現代モービス、米フォードへの部品供給に向けて本腰
現代(ヒョンデ)モービスが6月、米デトロイトのフォード技術研究所で「モービスの部品技術展示会」を開いたことが確認された。2010年以来7年ぶりのことだ。この場にはフォード技術研究開発の役員やエンジニア400人余りが出席した。現代モービスにとってフォード社は、必ず満たさなければならない「最後の空白」のような存在といえる。米3大自動車会社GMやフォード、フィアットクライスラーのうち、とりわけフォード社に対してだけ、自動車部品を納品していないからだ。現代モービス北米法人(MNA)の関係者は、「早ければ今年中に意味のある成果が出てくるかもしれない」と納入の可能性を示唆した。

フォード社の内部では、現代モービスを現代自動車グループへの依存度が高いことを理由に、ライバルと認識する雰囲気が強かったと伝えられた。最近雰囲気が変わったのは、2009年から現在までクライスラーの主力スポーツ・ユーティリティ車両(SUV)「ジープグランドチェロキー」と「ダッジデュランゴ」のシャーシモジュールを円満に納入してきた現代モービスの実績のためだという。

現代モービスは、世界自動車部品メーカー6位であり、売上が36兆ウォンを超える規模を誇っている。にもかかわらず現代モービスの目標は、「真の」グローバル総合自動車部品メーカーになることだ。現代自グループの傘下で、それに頼って規模を拡大してきたためだ。

グローバル総合自動車部品メーカーに成長するという戦略において重要な地位を占めるのが、米デトロイトにある北米法人だ。北米法人は、現代モービスの情報技術(IT)と自律走行関連研究開発(R&D)を担当し、現代・起亜(キア)自動車のほかの販路を開拓するために、2005年に設立された。

先月中旬に行われた現代モービスの海外法人長会議では、「中国の高高度ミサイル防衛システム(THAAD)報復」が主要議題となった。現代自グループの上半期(1〜6月)の中国における販売台数は10万5000台にとどまった。前年同期比64.2%が下落した数値だ。それと一緒に現代モービスの業績にも赤信号がともっている。中国内の6つの法人が共同対応策を用意しなければならないというなど、様々な対策が出てきたが、結論は、「現代自グループへの依存度を減らし、現代モービス独自の生き残りを模索しなければらない」ということに集中した。現代モービスの関係者は、「生涯同じ太陽のみ仰ぐことはできないということを、誰もが共感した会議だった」と話した。

現代モービスの戦略は二つある。「フォード社など米自動車メーカービッグ3からの受注拡大」と「新生電気自動車企業との技術協力」である。新生電気自動車企業は、パワートレイン関連のR&Dに力が集中して、完成車全体を作るノウハウが不足している。世界のほとんどの自動車メーカーに自動車重要部品を納入してきた経験、各国法規に慣れているという強みのある現代モービスと技術協力の可能性が高い。現在、現代モービスの内部では、電気自動車市場の主導権を握る新生企業は誰なのかという「玉石選別」が活発である。

現代モービス北米法人の関係者は、「テスラ、ファラデーフューチャーなどの電気自動車メーカーを攻略するために、全社の力量を集中しているといっても過言ではない。小さな部品ではなく、システム単位の供給契約を交わして未来を準備するという戦略だ」と語った。一部の電気自動車メーカーとは、毎週会議を行うほど議論が活発だが、これらの会社は、現代モービスが強みを持っているブレーキシステム(ESC、ABS、MDPSど)、ランプシステム(知能型ヘッドランプとリアランプ)への関心が高いことが伝えられた。

現代モービス北米法人は、自律走行と電気自動車の技術と関連して、現地で採用したR&D人材が現在150人である。毎年、R&D人材を増やして自律走行関連先行技術の開発に集中するという計画だ。現代モービスは自律走行技術の利便性だけに注目するよりは、交通の安全性を最優先的に考慮して、交通事故防止に直ちに適用できる方向へと開発ている。禹慶燮(ウ・ギョンソプ)現代モービス北米法人長は、「グローバル自動車メーカー市場で部品の競争力が認められ、供給先を多角化することが、現代モービスが未来を準備する方法だ」と述べた。



徐東一 dong@donga.com