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三星電子が「88インチのQLED」でテレビ市場に勝負

三星電子が「88インチのQLED」でテレビ市場に勝負

Posted August. 03, 2017 10:31,   

Updated August. 03, 2017 10:38

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三星(サムスン)電子が88インチのQLEDテレビを出して、「超大型テレビ」の戦略で差別化に乗り出す。三星電子は今月から韓国を含む北米、東南アジアなどの主要市場にQLED 88インチテレビを順次発売すると、2日明らかにした。価格は出庫価格基準で3300万ウォンとなる。既存に発売したQLEDテレビの中では最大である75インチ製品(1040万ウォン)の3倍以上の価格である。

三星電子がこれまで市場の主力プレミアム製品群に分類された50~65インチ台より大きなテレビを打ち出す理由は、中国などの後発走者らの追撃が激しくなる状況の中、市場参入障壁を高める戦略と解釈される。電子業界の関係者は、「50~65インチ台の価格を引き下げる戦略では、猛スピードで追ってくる中国企業との競争にならない」とし、「最近は『ネットフリックス』などの超高画質(UHD)コンテンツの提供が増えただけに、75インチ以上の超大型テレビ市場で新たな勝負がかけられる環境が造成されたと受け止めている」と解釈した。

三星のQLEDテレビは、量子ドットディスプレイ技術を基盤に、世界で唯一「カラーボリューム」を100%表現できる。カラーボリュームとは、明るさに応じて変化する微細な色の変化までを正確に測定できる新しい画質基準である。どんな明るさでも色あせしたり、つぶれたりする現象なしに自然色に近い色合いで表現できるという意味だ。



金志炫 jhk85@donga.com