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文大統領、「小さな政府から脱却し、財政の積極的な役割が必要」

文大統領、「小さな政府から脱却し、財政の積極的な役割が必要」

Posted July. 21, 2017 09:58,   

Updated July. 21, 2017 10:04

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日、「国民の生活を実質的に変えるためには、財政がより積極的な役割を果たす必要がある」と述べた。また、「これまで小さな政府がいいという盲目的信頼があったが、低成長や二極化の構造的限界を克服し、国民の生活を実質的に変えるためには、財政がより積極的な役割を果たす必要がある」と強調した。

文大統領は同日、大統領府の迎賓館で新政府初の国家財政戦略会議を主宰し、「財政を通じた政策効果が国民の生活を実質的に変えなければならないだろう」とした上で、このように述べた。国家財政戦略会議は、来年度の予算案と国家財政運用計画(今後5年間の中期予算計画)の準備に先立って、大統領が予算執行の方向性を設定する席だ。新政府が任期中、過去の政府より国の資金の支出を増やして積極的に福祉を拡大していく考えを改めて確認したものだ。

文大統領は、「かつてはインフラ投資と再分配中心の福祉政策に財政の優先順位を置いてきたが、新政府は、人間の価値と国民生活に影響を与える政策に優先順位を置かなければならないと考えている」と述べた。政府は前日、100大国政課題を発表し、5年間の公約履行財源(178兆ウォン)を賄うためにインフラと研究開発(R&D)予算を7%以上削減することで60兆2000億ウォンを用意すると明らかにした。

「新政府の財政政策方向」をテーマに開かれた同日の会議では、雇用など、分野別優先順位を含む主要財源配分の方向性と財政改革の推進方向、支出構造調整案などについて重点的に意見を交した。大統領府側は、「今年の会議は例年と違って、コミュニケーションや議論に重点を置き、国政ビジョンと財政政策の方向性などを巡るコンセンサス強化、実践対策のまとめに力を入れた」と説明した。

会議には、政府側と一緒に与党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表、禹元植(ウ・ウォンシク)院内代表など与党首脳らが出席した。国家財政戦略会議に与党が出席したのは今回が初めて。企画財政部など17省庁の予算担当官と予算室長も初めて同席した。



세종=박희창 ramblas@donga.com · 문병기 世宗市=パク・ヒチャン、ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com