Go to contents

北朝鮮ICBM挑発、9月9日が有力

Posted June. 24, 2017 09:09,   

Updated June. 24, 2017 09:10

한국어
北朝鮮が再び、ロケット用エンジンの実験を実施したと、ロイター通信が22日(現地時間)、米政府関係者を引用して報じた。北朝鮮がロケット用エンジンの実験を行ったのは3月以来。

米国は今回実験したロケット用エンジンが、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の3段階エンジンの中で一番小さいエンジンである可能性があると見ている。FOXニュースは、「北朝鮮が実験を行ったロケット用エンジンは、米本土を射程に収めるICBM用エンジンや衛星発射用エンジンの可能性がある」と伝えた。

韓国軍当局も北朝鮮が実験したロケット用エンジンが新型ICBMの2~3段エンジンだと推定している。軍当局者は、「北朝鮮が既存のロケット用エンジンの推進力を高めて安全性を検証し、新型ICBMの製作および発射手順を踏むと予想される」と話した。

韓米軍当局は、9月9日(9・9節、政権樹立日)に新型ICBMの挑発が有力だと判断を下したという。昨年の5回目の核実験に続きICBM挑発も9・9節に合わせて金正恩(キム・ジョンウン)政権の政治功績の誇示と反米結束の契機に活用する可能性が高いということだ。軍消息筋は、「今年初めに金正恩労働党委員長が核・ミサイル開発の加速化を指示した後に行われたミサイル実験発射やロケット用エンジン実験は、新型ICBM挑発の事前準備と見るべき」とし、「その準備が詰めの段階に入ったと見える」と指摘した。このため、韓米両軍は今後、B1B戦略爆撃機など米戦略兵器の韓半島展開の回数を増やすなど対北圧迫を強める針だという。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日、国防科学研究所(ADD)総合実験場を訪れ、玄武2C弾道ミサイル(射程距離800キロ)発射実験を視察した後、「私は対話主義者だが、対話も強い国防力がある時に可能であり、包容政策も北朝鮮を圧倒する安保能力がある時に可能だ」と明らかにした。文大統領がミサイル実験発射を視察したのは、北朝鮮の挑発に対する警告メッセージを伝えるためと見える。



윤상호군사전문기자 특파원ddr@donga.comysh1005@donga.com