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北朝鮮、「核放棄を前提にした対話は妄想」

北朝鮮、「核放棄を前提にした対話は妄想」

Posted June. 20, 2017 08:53,   

Updated June. 20, 2017 08:54

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北朝鮮が、国際社会がまだ把握していない核・生物・化学(NBC)兵器と関連施設を開発しているという主張が提起された。

 

14日(現地時間)、米ジョンズ・ホプキンズ大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」は、報告書「北朝鮮のNBCインフラの概観」を通じて、北朝鮮が40年間、統治理念である「主体思想」によってNBC関連兵器を持続的に開発してきたと説明した。

特に38ノースは、現在把握できる情報をもとに、すでに北朝鮮は使用可能な核兵器を保有しているか、近い将来保有すると見られると明らかにした。また、北朝鮮が攻撃用生物兵器の研究を進めており、この兵器の在庫も保有していると分析した。

報告書は、北朝鮮の兵器生産と研究は、第2経済委員会と国防科学院がそれぞれ担当していると伝えた。NBC兵器の研究開発の関連施設と人員の規模は、△核兵器100~150ヵ所、約9000~1万5000人、△生物兵器25~50ヵ所、約1500~3000人、△化学兵器25~50ヵ所、約3500~5000人と把握した。

北朝鮮はこのような水準の兵器技術を確保するために、すでに多くの障壁を克服した経験があるとも伝えた。また、様々なNBC関連施設を確保・運用しており、今後もこのような戦略を維持すると予想した。それだけ北朝鮮のNBC兵器開発と運用ノウハウが蓄積されており、将来も関連の力を育てていくということだ。

一方、北朝鮮は核兵器の放棄を前提とした韓国の融和策を非難した。対南宣伝メディア「我が民族どうし」は19日、「南朝鮮当局が云々している『対話』とか『協力』はすべて公然と私たちの『核放棄』を前提としている」とし、「これは米国の手先にすぎない哀れな境遇も自覚せず並べ立てる詭弁であり抗弁だ」と非難した。さらに同メディアは、「朝米(北朝鮮と米国)間の問題である核問題を南北間で解決するということは、いつになっても実現されないくだらない妄想であり自らの手足を縛る愚かなことだ」と主張した。



李世亨 turtle@donga.com · 周成河 zsh75@donga.com