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軍、文政権下で初の独島訓練

Posted June. 16, 2017 08:34,   

Updated June. 16, 2017 08:35

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海軍と海洋警察が15日、日本の極右勢力の独島(ドクト、日本名・竹島)上陸の試みに備えた独島防衛訓練を実施した。独島防衛訓練は、1986年から毎年2回実施されてきた。文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後、初めて。

海軍によると、2日間の日程で独島海域で始まった今回の訓練には、韓国型駆逐艦「広開土大王」(3200トン級)など海軍・海洋警察の艦艇7隻とリンス海上作戦ヘリコプター、P3C海上哨戒機、空軍F15K戦闘機などが参加した。昨年12月に行われた訓練に続き今回も海軍特殊戦旅団(UDT/SEAL)の兵力が投入され、独島進入を図る勢力の役割を担った。

16日には、海兵隊1個の分隊級兵力約10人が独島に直接投入され、2~3時間ほど不純勢力撃退作戦を展開する予定だ。昨年12月には、海兵隊兵力がUH60ヘリに乗って独島に投入されたが、今回は海軍誘導弾高速艦(PKG)を利用して進入する計画だ。軍関係者は、「いかなる状況でも独島に武装兵力を速かに投入できるよう多様な輸送手段で訓練する」と説明した。

独島防衛訓練が実施されるたびに強く反発してきた日本政府は、今回も外交ルートを通じて公式に抗議した。NHKによると、外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は、駐日韓国大使館に「竹島は歴史的にも国際法上も日本固有の領土だという日本の立場に照らして到底受け入れられない」と電話で抗議し、再発防止を求めた。駐韓日本大使館も外交部に同様の内容の要求をした。

これに対して海軍は、「独島は大韓民国の領土」とし、「今回の訓練は韓国の領土を守るための定例的な訓練であり、当然実施されなければならない」と反論した。



孫孝珠 hjson@donga.com · 徐永娥 sya@donga.com