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「外交長官なしでは韓米会談ができない」 大統領府、康京和氏任命で野党に同意呼びかけ

「外交長官なしでは韓米会談ができない」 大統領府、康京和氏任命で野党に同意呼びかけ

Posted June. 10, 2017 08:34,   

Updated June. 10, 2017 08:34

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院内交渉団の野党3党、「自由韓国党」、「国民の党」、「正しい政党」が9日、外交部長官に指名された康京和(カン・ギョンファ)氏に対して「不適格」の方針を固める中、大統領府が康京和氏を救うために総力戦に出た。

朴洙賢((パク・スヒョン)大統領府報道官は同日、定例会見で、「人事聴聞報告書を早期に採択するよう国会に丁重に要請する」と呼びかけた。今月末に予定された韓米首脳会談と来月の主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議を準備するために、外交部長官を至急任命しなければならないということだ。朴報道官は、「朝の会議で(国会に呼びかけるよう)文大統領の要請があった」と伝えた。

田炳憲(チョン・ビョンホン)大統領政務首席秘書官も同日、国会の野党指導部を訪れて説得した。田首席秘書官は、自由韓国党の鄭宇沢(チョン・ウテク)院内代表に会って、「これは国内問題ではなく国際、国益問題だ」とし、「外交部長官がいなければ韓米首脳会談ができない」と協力を要請した。

大統領府は、康氏の任命に対する意志が強いという。康氏は、非主流と女性を優遇するという「文在寅人事」の象徴的な人物だからだ。金基正(キム・ギジョン)大統領府国家安保室第2次長の辞任に続き、康氏まで脱落する場合、外交安保ラインの空白が長期化する恐れがある。このため、大統領府の総力戦は、康氏の任命強行のための大義名分づくりと見える。

8日までに人事聴聞会を終えた別の候補も、国会の敷居を越えることは難しそうだ。同日、金二洙(キム・イス)憲法裁判所長候補、金尚祚(キム・サンジョ)公正取引委員長候補に対する聴聞報告書の採択は実現しなかった。自由韓国党は、彼らに対する聴聞報告書の採択に応じない方針だ。一方、金東ヨン(キム・ドンヨン)経済副首相兼企画財政部長官候補は、聴聞報告書が可決され「第1期内閣」に入城した。



洪壽英 gaea@donga.com · 崔고야 best@donga.com