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文大統領、特使団に「THAADの基本な立場を伝えて」

文大統領、特使団に「THAADの基本な立場を伝えて」

Posted May. 18, 2017 08:34,   

Updated May. 18, 2017 08:34

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が主要国特使団に高高度ミサイル防衛システム(THAAD)に関連して「韓国の基本的な立場を伝えてほしい」という訓令を出したことが17日分かった。

大統領府外交安保タスクフォース(TF)の関係者は、「文大統領はTHAAD配備の手続きに正当性が欠けているとみている」とし、「政府はTHAAD配備の過程を見直し、米国、中国などと協議して立場を決めるだろう。必要なら国会批准の手続きも進める」と話した。前日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交安保TF団長が米ホワイトハウスのマット・ポッティンジャー国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長を面談する席で、「THAAD批准の手続きに対して問題提起があった」と話したことと同じ脈絡だ。

この関係者は、THAAD配備を巡って韓米間で摩擦が起こりかねないという指摘について、「基本的に韓米同盟に基づいて検討するだろう」と話した。まだTHAAD配備に賛成か反対かを決めていないという趣旨だ。文大統領は6月に韓米首脳会談が開かれるまでにTHAAD配備に関する立場を整理し、国会に協調を求める一方で、国民的合意を取り付けるプロセスを進めるとみられる。

与党もTHAAD配備の国会批准に向けて本腰を入れ始めた。与党共に民主党の禹元植(ウ・ウォンシク)新院内代表は、ラジオ番組でTHAAD配備問題について「我々の法的手続きが十分に履行されていない部分があるならば、(米国に)返す問題まで含めて検討しなければならない」と話した。これに先立ち、民主党議員30人は今年3月に「THAAD配備関連政府の批准同意案提出および中国の報復行為中断を促す決議案」を提出している。政府が国会に批准同意案を提出すれば、在籍議員過半数の出席と出席議員過半数の賛成で可決される。



禹慶姙 woohaha@donga.com · 朴晟鎭 psjin@donga.com