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曺国氏、「民情首席室と検察責任者が罰を受けないのは誤り」

曺国氏、「民情首席室と検察責任者が罰を受けないのは誤り」

Posted May. 13, 2017 10:02,   

Updated May. 13, 2017 10:04

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曺国(チョ・グク)大統領民情首席秘書官は12日、「チョン・ユンフェ文書問題」と関連して、「民情首席室と検察の責任者が罰を受けないのは誤りだ」との考えを明らかにした。事実上、禹柄宇(ウ・ビョンウ)元民情首席と金秀南(キム・スナム)前検事総長に対する捜査の必要性を強調したのだ。前日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「崔順実(チェ・スンシル)国政介入事件」の再調査を発言したことで、大統領府を中心とする朴槿恵(パク・クンへ)政府の「積弊清算」作業が本格化している。

曺氏は同日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「国政介入事件の出発は、チョン・ユンフェ文書」とし、「この文書をめぐる懸案を広く調査し、どのような問題があったのか明らかにすることが私の任務であり大統領の指示だ」と明らかにした。そして、「私が大統領側近の国政介入の報告を受ければ、覆い隠して調査した人を強迫するのではなく、直ちに報告して犯罪があれば翌日に検察に送っただろう」とし、「当時、民情首席室と検察は反対のことをした。にもかかわらず真実は明らかになっていない」と指摘した。

金氏は当時、ソウル中央地検長としてチョン・ユンフェ文書問題の捜査を指揮し、民情秘書官だった禹氏は被疑者に虚偽の供述をするよう懐柔した疑いを受けている。特に禹氏と金氏は、国政介入事件の捜査当時に数回電話をやりとりしたことが分かっており、再調査を通じて捜査を揉み消した事実が明るみになれば、職権乱用などで処罰を受ける可能性がある。

金氏は11日に辞表を提出し、文大統領は、「新政府に負担を与えないという金検事総長の辞意を尊重する」として辞表を受理した。

文大統領は同日、「第2号の業務指示を出し、朴槿恵政府が導入した国定歴史教科書の廃止と5・18民主化運動記念式での「あなたのための行進曲」の斉唱を指示した。文大統領はまず教育部に、2018年から適用される告示を国定歴史教科書廃止を反映して修正するよう指示した。文大統領は11日、「あなたのための行進曲」の斉唱に反対した朴勝椿(パク・スンチュン)国家報勲処長の辞表を受理した。

尹永燦(ユン・ヨンチャン)大統領国民疎通首席秘書官は、「国定歴史教科書は旧時代的な画一的歴史教育と国民を分裂させる教育の象徴であり、これ以上歴史教育が政治論理によって利用されてはならないという大統領の確固たる意志が反映された」と説明した。



문병기 ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com