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安哲秀氏の万歳ポスターを作った「広告の天才」イ・ジェソク

安哲秀氏の万歳ポスターを作った「広告の天才」イ・ジェソク

Posted April. 18, 2017 08:39,   

Updated April. 18, 2017 08:39

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第19代大統領選挙の公式ポスターの中で最も目を引いたのは、第2野党「国民の党」の大統領選候補、安哲秀(アン・チョルス)氏のポスターだ。

安氏は17日、「ポスターを通じて私の国政運営の姿をお見せしようとした」とし、「創意的な考えがあってもリーダーがそれを受け入れない閉ざされた心なら、新しい試みは失敗に終わるものだ」と述べた。

安氏の目立つポスターは、候補の顔を強調する従来の選挙ポスターの慣行を破ったうえ、党名もない。写真は別途撮影せず、党内予備選の受諾演説で万歳した時に撮った写真を使った。

16日にポスターが公開されると、一部の党員は「党名がない」と抗議した。しかし、他候補たちの間で安氏がカーテンを開けて未来を開くようなメッセージを与え、各種パロディが出て来るなど、反転に成功したと評価されている。オンラインでは、歴代大統領選のポスターと比較して、「ポスターの顔が一番小さい候補が勝利した」という笑い話が流れた。

また、ポスター製作に「広告の天才」と呼ばれるイ・ジェソク広告研究所のイ・ジェソク代表が参加したことも注目された。地方大学出身の李氏は、韓国内の小さな看板店で働き、米国に留学した後、ワンショー・フェスティバル最優秀賞など国際広告祭で29個のメダルを獲得し、「広告の天才」と呼ばれている。

 

李氏は、「国民の党の支持者ではない。安氏は以前から面識があったので助けただけ」とし、「安氏をテストする気持ちで破格の提案をしたが、すぐに受け入れてくれた」と話した。そして、「安氏はおとなしそうに見えるが、実際は男らしい男だ。新たに写真を撮って予算を浪費せず、そのような候補を表現する既存の写真を使おうと提案した」と付け加えた。

最大野党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表は、安氏のポスターに対して「党名を消したことは、保守勢力の票をもの乞いすること」とし、「自ら保守勢力の政権延長の道具になるということだ」と主張した。「国民の党」の朴智元(パク・チウォン)代表は、「党名がないとノイズマーケティングになるので、さらに宣伝になる。共に民主党のポスターにはなぜ『釜山(プサン)政権』という表示がないのか」と反問し、全羅道(チョンラド)の票心を刺激した。



문병기 ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com