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大統領選候補のロゴソングの政治学

Posted April. 18, 2017 08:35,   

Updated April. 18, 2017 08:37

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「ロゴソングを見れば選挙戦略が見える」

17日に公式に選挙運動を開始した大統領選候補たちは、様々なロゴソングで遊説の現場を回った。

最大野党「共に民主党」の大統領選候補、文在寅(ムン・ジェイン)氏は、多様な世代に合わせた歌を準備した。ガールズグループ「TWICE」の「CHEER UP」の替え歌から、30・40代を狙ったDJ DOCの「Run To You」、中高年層を狙ったナミの「永遠の友」などを選択した。また、1番を強調するホン・ジンヨンの「オムジチョク(Thumb Up)」の替え歌も使用した。文氏は遊説現場で遊説団と共に親指を立てるポーズをよく取る。大衆音楽評論家のソ・ジョンミンガプ氏は、「『CHEER UP(頑張れ)』というメッセージが国民に鮮明に伝わる部分がある」と評価した。

第2野党「国民の党」の大統領選候補、安哲秀(アン・チョルス)氏は、文氏を意識した曲で注目された。医療事故で亡くなった故シン・ヘチョル氏の「うなぎの夢」と「あなたに」などを選択した。シン氏が生前、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の支持者であり、先の大統領選で文氏を支持したことを考えると多少意外だという反応だ。昨年、「シン・ヘチョル法(医療紛争調整法改正案)」の発議の過程で安氏が助けたことがロゴソングの決定に影響を及ぼしたという。大衆音楽評論家のキム・ユンハ氏は、「共に民主党の主要支持層である盧武鉉元大統領の支持層に訴える部分があるようだ」と解釈した。

支持率が相対的に低い候補たちは、自分のカラーを明確に表せる曲を選択する傾向だ。

旧与党セヌリ党の後身「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補は、人気演歌歌手パク・サンチョルの「無条件」で中高年層の票心を狙い、チョン・スラの「あっ!大韓民国」など愛国心を強調する歌を選んだ。保守新党「正しい政党」の劉承ミン(ユ・スンミン)候補は、童謡「サメのかぞく」の替え歌で、育児休暇の延長、財閥改革などの公約を強調する戦略だ。

左派系野党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補は、「真実は沈没しない」などろうそく集会でしばしば流れる曲を選んで誠実さを強調した。



유근형기자 noel@donga.com · 임희윤기자 ユ・グンヒョン イム・ヒユン記者 imi@donga.com