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武大偉・韓半島問題特別代表の訪韓の日に…米国の対北二重作戦

武大偉・韓半島問題特別代表の訪韓の日に…米国の対北二重作戦

Posted April. 11, 2017 08:31,   

Updated April. 11, 2017 08:32

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15日の金日成(キム・イルソン)北朝鮮主席の生誕日を控え、韓半島に軍事的緊張が高まる中、米中首脳会談に同席したティラーソン国務長官が、北朝鮮との対話条件に言及した。攻勢一辺倒だったトランプ政権が、攻勢と対話の二重戦術を展開している。

ティラーソン長官は9日(現地時間)、米ABC放送とのインタビューで、「私たちが望むのは北朝鮮がこれ以上(核・ミサイル)実験とプログラムを行わないことだ。すべての(核・ミサイル)実験を中止してこそ、彼ら(北朝鮮)との対話を考えることができる」と強調した。さらに、「北朝鮮の非核化を望むが、北朝鮮政権を交代させるいかなる目標もない」とし、一部で提起されている金正恩(キム・ジョンウン)労働党書記に対する斬首作戦から一歩後退した。

ティラーソン長官はCBS放送とのインタビューで、「(米中首脳会談で)北朝鮮の脅威が、措置が必要な水準に達したと中国が同意したと考える」と話した。

ホワイトハウスはムチを強調した。マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題)が同日、米FOXニュースとのインタビューで、トランプ大統領が「北朝鮮の核の脅威を除去するための『あらゆるオプション(a full range of options)』を準備し、報告するよう」ホワイトハウスの安全保障チームに指示したとし、「北朝鮮はもはや核能力まで持つ『ならず者政権(rogue regime)』だ」と批判した。

北朝鮮核問題をめぐる6者協議の首席代表である中国の武大偉・韓半島問題特別代表は同日、韓国を訪れ、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官らと会談した。中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹紙「環球時報」は社説で、「6回目の核実験が(米国が北朝鮮を攻撃する)最後の決定的な理由になるだろう」とし、北朝鮮は判断を誤ってはならないと警告した。



尹完準 zeitung@donga.com · 夫亨權 bookum90@donga.com