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北朝鮮の銀行、国際金融取引ネットワークから除名

北朝鮮の銀行、国際金融取引ネットワークから除名

Posted March. 09, 2017 08:30,   

Updated March. 09, 2017 08:31

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北朝鮮の国営銀行3行が最近、国際的な金融取引ネットワークから除名されたと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが7日(現地時間)、報じた。北朝鮮の核・ミサイル開発への資金の流れを止めるための国際社会の努力が加速化している。

ベルギーに本部を置く国際銀行間通信協会(SWIFT)は6日、「国連制裁を受けたすべての北朝鮮の銀行に対するサービスを停止した。今年初めのベルギー政府の指示による措置だ」と同紙は明らかにした。除名された銀行は、北朝鮮の朝鮮大成銀行、朝鮮光鮮銀行、東方銀行の3行で、国連の制裁リストに含まれていたが、昨年までSWIFTを通じてドルで金融取引をしていたことが最近、国連の調査で明らかになった。

SWIFTは、米国と欧州の銀行が国家間の資金決済のために1977年に設立した機関だ。現在、世界約200ヵ国1万800余りの金融機関がSWIFTの金融ネットワークを利用している。同紙は、「3行がSWIFTから除名され、北朝鮮の公式的な国際金融取引が完全に行き詰ることになった」と報じた。

米国と欧州連合(EU)は2012年にイランに経済制裁を加え、イラン中央銀行をはじめとする30の銀行をSWIFTから除名した。当時、石油を輸出してドル決済ができなくなったイランは、米国と対話を始めた。



趙은아 achim@donga.com