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「北朝鮮、韓国でも高位脱北者の請負殺人を図った」 野党議員が主張

「北朝鮮、韓国でも高位脱北者の請負殺人を図った」 野党議員が主張

Posted February. 22, 2017 07:40,   

Updated February. 22, 2017 08:28

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保守系新党「正しい政党」の河泰慶(ハ・テギョン)議員は21日、北朝鮮が外国人の殺人請負人を国内に潜入させ、高位級脱北者に対するテロを図ったと主張した。

河議員は同日、同党の院内対策会議で「国内に潜入した殺人請負人が高位級脱北者に対してテロを図ったが失敗していたことが確認された」とし、「殺人請負人は中国と東南アジア出身で、現在捜査当局が追跡しているようだ」と明らかにした。

また、「2014年から北朝鮮の暗殺戦略が請負殺人に変わった」と主張した。北朝鮮が第1段階で直派工作員、第2段階では脱北者に偽装した工作員による要人暗殺戦略を使ったが、黄長燁(ファン・ジャンヨプ)元労働党書記に対する暗殺作戦が失敗し、外国人の殺人請負人を雇うやり方に戦略を変えたということだ。

さらに、「偵察総局出身の脱北者によると、金正男(キム・ジョンナム)氏の暗殺に関わった北朝鮮国籍のリ・ジヨン、ホン・ソンハク容疑者は『自爆暗殺組』だった。2人の女性が(暗殺に)失敗すれば、第二陣の彼らが止めを刺し、逮捕される恐れがあれば自爆するやり方だ」と付け加えた。

河議員は、北朝鮮がテロを試みた高位級脱北者については身の危険を理由に言及を避けたが、「駐英北朝鮮大使館の公使だったテ・ヨンホ氏ではないようだ」と伝えた。

情報機関も高位級脱北者や脱北者出身の北朝鮮人権運動家などに対して北朝鮮がテロをする可能性が高いと見ている。国会情報委員会関係者は、「金正男氏の暗殺は高位級脱北者に対する北朝鮮の警告だ。公開されていない高位級脱北者が次のターゲットになる恐れがある」と懸念を示した。



문병기 ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com