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中国の報復を意識か、ロッテがTHAAD敷地交換に慎重姿勢

中国の報復を意識か、ロッテがTHAAD敷地交換に慎重姿勢

Posted January. 17, 2017 08:23,   

Updated January. 17, 2017 08:25

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中国の「高高度防衛ミサイル(THAAD)報復」が露骨になり、軍当局のTHAAD配備日程が支障を来す恐れがあると懸念されている。

文尚均(ムン・サンギュン)国防部報道官は16日の定例会見で、「ロッテとのTHAAD敷地交換契約の締結が計画より遅れる可能性がある」と明らかにした。当初、軍とロッテは京畿道南揚州市(キョンギド・ナムヤンジュシ)の軍用地とTHAADが配備される慶尚北道星州郡(キョンサンプクト・ソンジュグン)のロッテスカイヒル・カントリークラブ(星州ゴルフ場)の交換手続きを今月中に終わらせる計画だった。

先週、2つの土地の鑑定評価も終了している。星州ゴルフ場の鑑定評価額は1000億ウォン以内だという。軍はこの金額に相当する南揚州軍用地(公示地価約1400億ウォン)を分割してロッテに提供する計画だ。

しかし、ロッテ側の事情で手続きが遅れている。一部では、ロッテが中国の報復と国内外の世論を意識して消極的な態度を見せていると指摘している。軍関係者は、「ロッテが理事会を開いて鑑定評価の結果を承認すれば、環境アセスメント、基地建設を経て今年6~8月にTHAADが配備されるだろう」と話した。

ロッテ側は、消極的なのではなく慎重なのだと話した。ロッテ関係者は、「安保関連事案は政府の日程に合わせなければならないが、企業は鑑定評価額を基に事業性を綿密に検討しなければならない」と強調した。今後、背任論議などが起こらないよう徹底的に確認している。理事会も旧正月の連休が過ぎた後、来月にでも開かれるとようだと、ロッテ側は伝えた。

しかし、ロッテ内部では星州ゴルフ場がTHAAD予定地に選定されて、困難を経験しているというムードもなくはない。ロッテの別の関係者は、「経営陣としては最大限慎重に対内外の状況を見守るほかないだろう」と話した。韓民求(ハン・ミング)国防部長官がTHAAD配備先問題を協議するために辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長との面談を推進しているが、日程が決まっていない。

ユン・サンホ軍事専門記者 キム・ヒョンス記者



윤상호군사전문기자 김현수기자  kimhs@donga.comysh1005@donga.com