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潘基文氏のタイムテーブルに合わせて早まった大統領選時計

潘基文氏のタイムテーブルに合わせて早まった大統領選時計

Posted January. 09, 2017 08:30,   

Updated January. 09, 2017 08:35

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12日の潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長の帰国を控え、政界の動きが早まっている。野党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表は8日、早期大統領選に備えた予備選のルールづくりを公式に始めると明らかにした。与党セヌリ党を集団離党した改革保守新党(仮称)は同日、正式な党名を「正しい政党」と確定し、13日に劉承ミン(ユ・スンミン)議員らが参加する大統領候補政策討論会を開く計画だ。

 

セヌリ党の印名鎮(イン・ミョンジン)非常対策委員長は同日、「節制した人的清算」を強調し、徐清源(ソ・チョンウォン)、崔炅煥(チェ・ギョンファン)議員との全面戦争に入った。与野党いずれも潘氏との真っ向勝負や連帯に備えた内部整備に入ったのだ。

秋代表は同日、新年記者会見を行い、「党内予備選に向けた大統領選候補登録を遅くとも旧正月の連休前に終える」と明らかにした。また、「私が(大統領候補に)一人ひとり会って(予備選ルールと関連して)意見を聴く」とも述べた。共に民主党の公式シンクタンクである民主研究院の「改憲阻止文書問題」で党内の親文(親文在寅)と非文(非文在寅)陣営間の対決が激しくなる中、秋代表が仲裁役に出たのだ。朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は同日、文氏について、「既得権勢力を代表する文氏は清算の対象であり、清算の主体になることはできない」と批判した。

大統領選の版図形成の一軸を自認する印委員長も、「範囲を広げてあちこちに刃を向けてはならない」とし、「節制した人的清算論」で再武装して親朴(親朴槿恵)系核心議員に照準を合わせた。同日までに印委員長に自分の進退を白紙委任したセヌリ党議員は68人にのぼり、世論戦では勝機を得た格好だ。しかし徐議員は、印委員長と鄭宇沢(チョン・ウテク)院内代表を「偽計と強圧による公務執行妨害罪」で告発し、職務停止仮処分申請も提出するとして対決を宣言した。



李宰明 egija@donga.com