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「核弾頭模型搭載のミサイル実験の可能性」 統一部が北朝鮮報告書で予測

「核弾頭模型搭載のミサイル実験の可能性」 統一部が北朝鮮報告書で予測

Posted December. 27, 2016 08:26,   

Updated December. 27, 2016 08:30

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政府は、北朝鮮が来年にも核弾頭の模型を搭載した長距離ミサイルを発射するなど核能力の高度化を継続すると分析した。また、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長を金日成(キム・イルソン)主席、金正日(キム・ジョンイル)総書記に並べるための偶像化行事を実施し、正統性を強調すると展望した。対外的には米国のトランプ政権のスタートを機に対米関係の改善を模索すると見通した。

統一部は26日に発表した「2016年北朝鮮情勢評価および2017年展望報告書」でこのように展望し、北朝鮮が国内外の状況によって直接・間接的な挑発を選択する可能性も高いと明らかにした。

統一部は、北朝鮮が技術的次元で核能力を一段階高めるために、△中距離弾道ミサイル「ムスダン」や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、△核弾頭模型搭載ミサイル、△大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射など戦略的挑発を行う可能性があると見通した。

核弾頭の模型を搭載したミサイル発射は、北朝鮮がこれまで行わなかった実験だ。統一部当局者は、「北朝鮮の核実験または核投発手段の発射実験は、技術的にはいつでも可能だ」とし、「当分の間、対内外の政治状況を見て時期を調整するだろう」と指摘した。金委員長は今年3月、北朝鮮軍傘下の核兵器研究所を現地視察し、核爆弾模型と主張する大きな銀色の円型の物体とKN08ミサイル搭載用と推定される核弾頭設計図を公開し、核弾頭の小型化・規格化に成功したと主張した。

 

北朝鮮が核弾頭模型を搭載したミサイルを試射する場合、核弾頭実践配備が差し迫ったという意味か北朝鮮がそのように外部に映ることを望んでいると見ることもできる。これは大統領選挙を控えた韓国政界だけでなく、間もなくスタートするトランプ政権に重大な政策的決断を迫る圧迫要因になる。



周成河 zsh75@donga.com