朴大統領は同日、文化観光産業競争力強化会議で、「中国人団体観光客を対象にした低価格観光やタクシーのぼったくりといった問題は、観光客の満足度を下げ、韓国観光のイメージを失墜させる深刻な原因になっている」とし、「また行きたい韓国になれるよう不満ゼロの観光環境づくりが必要だ」と強調した。
さらに、ペルーのウマラ大統領が04年に駐韓ペルー大使館に勤務していた時、未明に娘の具合が悪くなり、隣人が薬をくれたことが有り難かったという話を伝え、「一つの親切がどれほど大きな影響を及ぼすかを示す例」と紹介した。
朴大統領は、「観光客の心の中をのぞいて見ると、残るのは写真しかないという話は間違いだ。最も胸に残るのはその国の国民の親切さだ」とし、「『韓国に行くと親切なので、心に永遠に残る』というのが最高のコンテンツだ」と強調した。
また、「観光という言葉の語源は、『国の光を見る』という意味だという」とし、「その国にとても良い光があるのに、良い観光商品なのか分からず布で覆っていては、観光に対する魅力は落ちるほかない」と強調した。
朴大統領は、「観光産業は製造業に比べて雇用創出効果が1.5倍にもなり、良質の雇用創出が可能な若者雇用の突破口だ」とし、「観光業界自ら大胆に体質を改善し、競争力を高め、多くの若者の雇用を作ってほしい」と呼びかけた。
장택동 チャン・テクトン記者 기자will71@donga.com