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政府、新空港の発表方式に苦慮

Posted June. 16, 2016 07:30,   

Updated June. 16, 2016 07:40

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政府は、慶尚道(キョンサンド)圏の新空港予定地発表を約1週間後に控え、頭を悩ましている。政界と地方自治体の誘致戦が過熱する様相を見せており、調査結果が望む方向でない場合の発表に対してまで文句がつけられることを懸念するためだ。

15日、政界によると、新空港の主務省庁である国土交通部は、立地選定の結果発表の日を徹底的に秘密にしている。姜鎬人(カン・ホイン)国土部長官は最近、国会を訪れ、「24日(調査結果の提出期限)より早まる可能性がある」とだけ話したという。大統領府も同日、「調査が完了次第、国土部から結果を発表する予定だが、具体的な時期は決まっていない」と明らかにした。

国土部は、発表をその日の3、4時間前に公示することを検討しているという。発表日を事前に予告すれば「すでに調査報告書が到着しているのに、政府が状況を把握しておきながら『調整』に入った」という誤解を生む可能性があるということだ。地方自治体にも事前に結果を教えない方針だ。発表は、新空港調査を行ったパリ空港公団エンジニアリング(ADPi)が主体になり、国土部は同席する方法で行う予定だ。

実務ラインでは、「朴槿恵(パク・クンへ)大統領の政権引き継ぎ委員会」で主要人選を発表する際、密封された封筒を発表の場で開けて発表するやり方を借用するアイディアも出ているという。しかし、ある与党議員は、「調査結果が出れば大統領府に事前に報告しなければならないため、この方法はあきらめた」と伝えた。

政府は、混乱の拡散を阻止するために、調査結果の発表の際、評価項目と評価基準をすべて公開する方針だ。しかし、発表後の国論分裂が憂慮されるため、17日に開かれる党・政府・大統領府の高位会議で混乱を最小化することも話し合われる模様だ。



홍수영기자 ホン・スヨン記者 gaea@donga.com